53発&246奪三振ペースでMVPは確実!? 大谷翔平の快進撃に米識者が断言「邪魔するものは怪我かトレードしかない」

2023年6月25日(日)11時41分 ココカラネクスト

連日のように話題を提供し続ける大谷。そんな稀有な存在感を放つ偉才にMVP獲得の期待は高まっている。(C)Getty Images

 いったいどこまで快進撃は続くのか。投打二刀流で球界を席巻する大谷翔平(エンゼルス)への注目度が高まっている。

 それは無理もない。メジャーリーグでの6年目を謳歌する大谷は目下、絶好調だ。とりわけ打撃では出色のパフォーマンスを継続しており、今月は現地6月23日の試合が終了した時点で、打率.377、10本塁打、21打点、出塁率.473、長打率.883とハイアベレージをマーク。これだけのスタッツを投手としてリーグ最低の被打率(.179)を保つエース級の働きを見せながらやってのけるのだから異次元と言うほかにない。

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 無論、現在の調子がシーズン終了まで続くとは考えにくい。だが、大谷は今のペースでいけば、キャリア最多の53本塁打、124打点をマークする。投手としても246奪三振を数える計算となり、サイ・ヤング賞の獲得も夢ではない。

 当然、21年シーズン以来のMVP獲得に対する期待は日々強まっている。米スポーツ専門局『FOX Sports』の取材に応じた米オッズメーカー『Bet MGM』のハル・エゲランド氏は「今のオオタニと誰かを公平に比較するのは難しい」と指摘。現時点での大谷のMVPオッズが「−500」であると紹介し、次のように論じた。

「私は長くこの仕事をやっているわけではないが、あのバリー・ボンズの絶頂期でさえ、今ほど他の選手と差があったかは定かではない。少なくとも私が記憶しているなかで、オールスターブレイク前にMVP争いで、これだけダントツの数字がついたのはボンズ以来だと思うよ」

 さらに「あのベーブ・ルースは二刀流をやっていたかもしれないが、100マイル(約160.9)を投げていたとは思えない」と論じるエゲランド氏は、今後のMVPレースを展望した。

「もしも、ジャッジが健康であったなら違う数字になっていたかもしれない。だけど、今のオオタニのMVPを邪魔するものは怪我か、他球団へのトレードしかない。ただトレードはエンゼルスがプレーオフを争う以上はありえない」

 ちなみに大谷はMVP争いの基準となる指標「WAR」で、5.4と両リーグトップの値を維持。それだけにエゲランド氏の言うような結末を迎える可能性は現時点で高いと言えよう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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