メジャー監督解任第1号 最下位独走のパイレーツが、シェルトン監督を解任 強化しないフロントの犠牲者
2025年5月9日(金)5時18分 スポーツ報知
パイレーツは8日(日本時間9日)、デレク・シェルトン監督を解任したことを発表した。ベンチコーチのドン・ケリー氏が監督を務める。
54歳のシェルトン監督は2020年からパイレーツの監督に就任。昨季まですべて負け越しでうち4度が地区最下位。それでもフロントからの信頼が厚いとして今季6年目を迎えていた。昨季新人王となったポール・スキーンズ投手が所属しているものの大きな補強もなかった。今季はマーリンズとの開幕4連戦で3度サヨナラ負けしたのが尾をひいてか一度も貯金できないままで、ことに5月に入ってからは7連敗の泥沼状態だった。
シーズン前から戦力不足で下位低迷が予想されていたパイレーツは2015年を最後にポストシーズン進出がない。シェルトン監督の責任というより、大きな補強をしないフロントによる被害者とみるべきだろう。