スーパーGT:富士公式テストの最新エントリー発表。KEIHINバゲット、SARDコバライネンが不参加

　スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは6月26日、富士スピードウェイで27〜28日に開催する公式テストのエントリーリストを更新した。KEIHIN NSX-GTのベルトラン・バゲット、DENSO KOBELCO SARD GR Supraのヘイキ・コバライネンが不参加となっている。

　7月の2020年シーズン開幕に向けた最後の走行チャンスとなる富士公式テスト。新型コロナウイルス（COVID-19）感染拡大防止のため、観客を受け入れない状態での開催ではあるものの、3月の岡山公式テスト以来にGTマシンが走行する機会とあって、注目しているファンも多いはずだ。

　そして、この公式テストとシーズン開幕に向けて問題となっているのが、シリーズに参戦する外国人ドライバーの渡航状況だ。

　現在、日本を始めとするほとんどの国で新型コロナウイルス感染拡大防止のため渡航制限が課されている。感染が拡大する前から日本に留まっているドライバーについては問題ないものの、日本を離れていた場合はレースを戦うために来日することが難しい状況になっている。

　26日付けの最新エントリーで不参加となった2名のうち、コバライネンについては起用するTGR TEAM SARDが16日に発表したリリースのなかで「ヘイキ（コバライネン）の入国目処が立っていない」と明かしていたほか、もうひとりのバゲットについても母国であるベルギーに滞在しており、テスト参加は難しいとの見方も強かった。

　なお、どちらのチームも第3ドライバーの起用を発表済み。既報のとおり、KEIHIN NSXは金丸ユウ、DENSO GR Supraは山下健太が、それぞれレギュラードライバーの塚越広大、中山雄一とステアリングをシェアする。

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