“貴公子”ジーターの提言 「意味が分からない」活躍を続ける大谷翔平に必要なモノ「WBCのオオタニは本当に輝いていた」

2023年6月26日(月)11時48分 ココカラネクスト

ヤンキースの絶対的なリーダーとして、今なお野球ファンから愛されるジーター(右)。彼が、現球界で輝く大谷(左)に向けたメッセージとは。(C)Getty Images

 かつて球界屈指の人気を誇ったカリスマも、大谷翔平(エンゼルス)の虜となっている。

 現地6月24日に英国ロンドンで行なわれたカーディナルスとカブスによるシリーズ。コロナ禍を経て4年ぶりに実施されたヨーロッパでの“興行”とあって、同カードには球界の大物たちが集結。盛り上げ役として一役買って見せた。

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 現地の試合中継では、ありとあらゆるテーマが論じられた。そのなかで小さくない話題となったのは、大谷が見せる出色のパフォーマンスだ。

 今季の大谷はここまで投打で図抜けた存在感を誇示。打っては打率.297、25本塁打、61打点、10盗塁、OPS1.000のハイアベレージをマーク。投げても15先発で6勝(3敗)。防御率こそ3.13ながら、奪三振率(11.83)、被打率(.179)はいずれもリーグトップ。まさにエース級の活躍を見せている。

 漫画の世界で見るメジャーリーグでの「エースで4番」を現実世界で体現する大谷。そんな非現実的な活躍を、レジェンドたちも語らずにはいられなかった。米スポーツ専門局『FOX Sports』にゲスト解説として招かれた元ヤンキースの主将であるデレク・ジーターは、「なんというか、もう何をしても驚かないよ」と脱帽した。

「そうだろ? 彼はずっと大活躍を続けているんだ。ホームラン数はトップだし、リーグで最高の投手の一人でもあるんだ。正直に言って僕には意味がわからないよ(笑) この現実をうまく説明できる人なんているのかな? ベーブ・ルースが何百年と前にやってはいるみたいだけど、オオタニがやっていることは前代未聞だ」

 2000年代のメジャーリーグで絶大な人気を誇った“ニューヨークの貴公子”をして「前代未聞」と言わしめた大谷。その規格外なパフォーマンスにジーターは、こうも続けている。

「彼はあのステージ(プレーオフ)に立たないとダメだ。野球にそこまで興味がないようなカジュアルなファンも注目する場所だからね。今はご存知とおり、アナハイムの人たちが中心だ。オオタニにはデカい舞台が必要だと思う。WBCの時のオオタニは本当に輝いていたからね。野球というスポーツのためにも、彼がプレーオフに行くことを願うよ」

 現在、エンゼルスはワイルドカード争いで3位と好位置につけているチーム状況を考えても今季は大谷にとってプレーオフ進出のチャンスと言えよう。はたして、キャリアで5度のワールドチャンピオンを経験したジーターから「必要」とされたデカい舞台に二刀流の天才はたどり着けるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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