ペレス、予選Q3に中古タイヤで出走し8番手「新品セットを温存する余裕がなかった」/F1第11戦
2024年6月30日(日)14時15分 AUTOSPORT web

チームメイトが絶好調の走りを見せるなか、セルジオ・ペレス(レッドブル)はまだトンネルを抜け出せずにいる。
6月29日に行われたF1第11戦オーストリアGPのスプリントに7番グリッドから臨んだペレスは、スタートを良いかたちで決めたもののその後順位をひとつ落とし、最後はポール・トゥ・ウインを飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から17秒おくれの8位でチェッカーを受けた。
予選でも彼の苦戦は続き、Q1は新品のソフトタイヤを使いながら12番手と「危なげない」とは言い難いかたち次に駒を進める。続くQ2は持ち直し1分05秒144というタイムで8番手。これでQ3進出を決めた。
しかしQ3では新品のソフトタイヤが残っておらずユーズドのソフトでアタックを行うことに。その結果、2番手以下とくに5番手までが接戦となった今大会の予選において、ペレスはマクラーレン、フェラーリ、メルセデス勢に先行を許すこととなっている。ポールポジションを獲得したフェルスタッペンとのタイム差は0.888秒だ。
■セルジオ・ペレス(レッドブル)
スプリント 8位(7番グリッド/ソフトタイヤ:ミディアム)
予選 8番手(Q1=12番手1分05秒587:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分05秒144:ソフトタイヤ/Q3=8番手1分05秒202:ソフトタイヤ)
「トリッキーな週末になっている。この差を少しずつ減らしていかなければならない」
「予選ではQ1もQ2も序盤はペースが上がらなかった。そのため思ったよりも多くの新品タイヤを使うことになってしまったんだ。その結果Q3にはスクラブセット(中古タイヤ)しか残っていなかった」
「今日は(金曜よりも)ずっといいペースを見せることができたが、残念ながらQ3に向けてニューセットを温存できるほどセーフティではなかった」
「今朝のスプリントレースから多くのことを学ぶことができた。明日の決勝は本当に接戦になると思うし、何が起こるかわからない面白い戦いになるはずだ」
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