メルセデスに5000ユーロの罰金。ハミルトンがジャッキを引きずってピットアウト/オーストリアGP
2024年6月30日(日)11時8分 AUTOSPORT web

F1オーストリアGPのスチュワード(審査委員会)は6月29日、メルセデスAMG・ペトロナスF1チームに対して5000ユーロ(約86万円)の罰金を科した。
この裁定は、同日にレッドブルリンクで開催されたF1第11戦オーストリアGPの予選中に、メルセデスF1チームが指摘された“アンセーフリリース”の嫌疑に対するもの。
同チームのドライバーであるルイス・ハミルトンがピットガレージを離れる際、彼のマシンはジャッキとエキゾースト・エキストラクター(排気ガスの排出システム)を引きずった状態でピットロードに出てきた。この出来事は国際映像にもライブで映し出されていた。
レーススチュワードは、この証拠ビデオとともにチームの代表者への聞き取りを行ったうえで、当該インシデントがF1競技規則34条14a違反となることを確認。メルセデスに5000ユーロの罰金を科す決定を下した。
なおスチュワードは報告書において、メルセデスチームが「さらなる損傷や危険な状況を防ぐため、ドライバーへ直ちに停止するように通知したことを認めた」としている。
■2024 F1スポーティングレギュレーション第34条14a
ピットレーンにいる人員、またはその他ドライバーを危険にさらす可能性のある方法で、ガレージまたはピットストップ位置から車両を発進させてはならない。
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