メルセデス、今週末のF1バーレーンGPで育成ドライバーのベスティをFP1に起用へ
2025年4月8日(火)19時20分 AUTOSPORT web

メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チームは、今週末の2025年F1第4戦バーレーンGPのフリー走行1回目において、チームのリザーブ&テストドライバーを務めるフレデリック・ベスティを起用する。
ベスティは2021年1月にメルセデス・ジュニア・チームに加入したデンマーク人で、現在23歳。2022年にアブダビで若手ドライバーテストに参加し、2023年にはメキシコとアブダビでFP1に出走した。昨年はシーズン終了後のタイヤテストでもメルセデスのマシンを走らせた。
バーレーンでは、ベスティはジョージ・ラッセルのマシンをドライブすることになっている。今年のレギュレーションでは、各ドライバーはシーズン中に2回ルーキードライバーにFP1でシートを開け渡すことが義務づけられており、ルーキードライバーはF1への参戦が2回以下のドライバーと定められている。
ベスティはFP1に向けて、次のようにコメントを発表した。
「バーレーンのFP1で初めてW16の走りを体験することを本当に楽しみにしている。シミュレーターでの作業をすべてサーキットで実践できるのは、僕にとって本当にエキサイティングなことだ」
「今年の初めに、2025年にF1マシンに乗るチャンスを最大限に活かすという目標を立てた。それが僕がバーレーンで成し遂げたいと思っていることだ。チームとジョージ、そしてキミが残りの週末を乗り切れるよう、できることはなんでもやるつもりだ」
「もう一度僕にこのチャンスをくれたメルセデスに感謝している」
なおバーレーンGPでは、ハースのリザーブドライバーに就任した平川亮と、フェラーリの育成ドライバーであるディーノ・ベガノビッチもFP1に参加することになっている。