SFとさくらインターネットがITパートナー契約を締結。公式サイトやSFgoの安定稼働を強化
2023年7月11日(火)14時12分 AUTOSPORT web

日本レースプロモーション(JRP)およびさくらインターネットは7月11日、全日本スーパーフォーミュラ選手権におけるITソリューションパートナーシップ契約の締結を発表した。
1996年に創業されたさくらインターネットは、ユーザーたちのさまざまなニーズにあわせ、自社が運営する国内データセンターを生かし『さくらのレンタルサーバ』『さくらのVPS』『さくらのクラウド』といったクラウドコンピューティングサービスやIoTサービスを提供する企業だ。
そんなさくらインターネットのクラウドサービスは、これまでもスーパーフォーミュラ公式サイトや走行中のマシンのテレメトリーデータ、チーム無線の取得など、スーパーフォーミュラのさまざまな場面で活用されてきた。両社は今回新たにパートナーシップを締結し、スーパーフォーミュラにおけるデジタル化の取り組みを加速させていく。
具体的には、パートナーシップを通じ、さくらインターネットはJRPが運営するスーパーフォーミュラ公式サイトや、今シーズンからサービスが開始されたデジタルプラットフォーム『SFgo(エスエフゴー)』のサーバーや監視システムの安定稼働を強化し、ITエンジニアによる技術支援を実施していくという。
SFgoでは、セッション中やレース中のマシンのオンボード映像や車速、タイヤ温度といった情報に加え、チームとドライバーの無線交信も提供されているが、サーキットでの通信環境の問題などでデータ取得ができない場合もあり、今回のパートナーシップ締結での解消も期待される。
ITソリューションパートナーシップ締結に際し、両社は「今後もJRPとさくらインターネットは、スーパーフォーミュラ×AI技術で新たなビジネス領域を開拓し、モータースポーツ業界のデジタル化とさらなる発展をともに目指してまいります」としている。