スーパー耐久:B-Max Racingが第4戦オートポリスを欠場。F1の鬼才、エイドリアン・ニューウェイ参戦は延期

2019年7月12日(金)17時32分 AUTOSPORT web

 TAIROKU Racing with B-Max Engineeringとしてピレリスーパー耐久に参戦しているB-Max Racing Teamは7月12日、オートポリスで7月20〜21日に開催される第4戦を欠場すると発表した。また、GOLDEX Racing Team with B-Maxから参戦する予定だったエイドリアン・ニューウェイもスケジュールの調整がつかず、参戦延期となった。


 TAIROKU Racing with B-Max Engineeringは、2019年のスーパー耐久にチームオーナー兼ドライバーの山口大陸をはじめ、ハリソン・ニューウェイ、ニコラス・コスタ、高木真一の4名を投じて戦っている。

山口大陸は全日本F3選手権も戦う


 このうち、チームオーナーも兼任する山口は体調不良により、7月13〜14日に行われる全日本F3選手権第11〜12戦富士を欠場。翌週に控えたスーパー耐久第4戦までに体調回復を見込める状況ではないといい、オートポリスでのスーパー耐久も欠場を余儀なくされた。


 また、この第4戦オートポリスには、“空力の鬼才”と称されるハリソン・ニューウェイの父、エイドリアン・ニューウェイが、GOLDEX RACING TEAM with B-MAXから参戦予定だったが、レッドブル・ホンダF1の優勝からさらにマシン開発が加速している様子で、マシン開発に携わっているエイドリアンのスケジュールに都合がつかず、第4戦への参戦は見送られた。


 ただ、B-Max Engineeringの組田龍司代表によれば、エイドリアン・ニューウェイのスーパー耐久参戦計画は中止ではなく延期だといい、今後スポット参戦する可能性は充分にありそうだ。


「本当に急な話ではありましたが、オーナードライバーである山口大陸の体調不良はいかんともし難く、TAIROKU Racingとしてはあえて代役を立てることはせず、欠場という判断をしました。山口大陸の一日も早い回復を願っています」と組田代表。


「一方のエイドリアン・ニューウェイさんは、F1でホンダが13年ぶりの優勝を果たしたこともあってかなり多忙とは伺っていましたが、まさかの欠場という連絡が入ったことで、GOLDEX Raicngとしても参戦を断念、これも何かの運命だと思いました」


「ニューマシンや新しいレーシングスーツなど、すべての準備が整っていただけに残念ですが、これでこのプロジェクトが終わったという話ではなく、あくまで参戦延期ということです」


「モータースポーツファンの方々にはいましばしお待ちいただく形になりますが、本人も非常に残念がっており、またタイトなスケジュールの中を縫って時間を割くと言ってくれていますので、是非期待してください」


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