球宴初出場の日本ハム・加藤貴之　注目集める「意外な」キャラクターとは

制球力の高さが持ち味の加藤(C)CoCoKARAnext

　
　日本ハム・加藤貴之投手が、マイナビオールスターゲーム2023（19日＝名古屋、20日＝広島）に初出場する。

　プロ8年目の今季は、自身初の開幕投手という大役を務めたほか、5月は４試合に先発して３勝０敗、３０イニングで自責点１と抜群の安定感でこちらも初となる月間MVPを獲得した。

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　現在チームの投手陣の柱として奮闘する左腕は、今回監督推薦でオールスターメンバーに初選出された。

　加藤のプレースタイルは、山本由伸や佐々木朗希のように豪速球を投げるわけでもなく、どちらかというと派手なタイプではない。だが、コントロールやテンポの良さといったところは球界屈指と言っても良いだろう。

　そんな秀れた才能やピッチングの安定感が今季はこれまで以上に評価をされることが多く、今回プロ野球選手なら誰もが憧れるであろう夢舞台への出場権を手にした。

　またオールスターといえば、他球団選手らと交流ができる貴重な機会でもある。シーズン中にはなかなか見られない「素顔」も期待できるとあって、ファンの間からも期待されている。

　そしてこの加藤、実は控え目な性格に見える一方で、チームメイトとの間ではくだけた顔を見せることもしばしば、「面白い」存在と口にする日本ハムの選手も多い。

　そんな加藤の「面白キャラ」が象徴されているのが、昨年日本中にフィーバーを起こした「キツネダンス」だ。

　日本ハムの公式YouTubeチャンネルでは昨年選手やファイターズガールたちが踊るこのキツネダンスを収録した動画がいくつか投稿されたが、その中にはなんと加藤「単独出演」の動画がある。

　形にハマらない独創的なダンスと、その「ユルさ」が視聴者に刺さり、動画は既に100万回再生を超えている（7月14日時点）。

　公開直後、すぐさまネット上でファンの間で話題になっていたのだが、コメント欄には「運動神経とリズム感覚は別物と教えてくれる」「加藤が良いピッチングをすればするほど相対的に面白さ増していく」と書かれるなど、マウンドに立ち淡々と投げるいつもの姿からはなかなか想像できない加藤の「意外性」が話題を呼んでいる。

　果たして華やかな球宴の場で加藤はどんな姿を見せてくれるのか。ファン必見の２日間ともなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]