ブライトン、チェルシーからカイセドへの2度目のオファーを拒否も…交渉は継続か

2023年7月19日(水)10時9分 サッカーキング

去就に注目が集まるカイセド [写真]=Getty Images

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 ブライトンは、チェルシーからの今夏2度目となるエクアドル代表MFモイセス・カイセドに向けたオファーを拒否したようだ。18日、イギリスメディア『BBC』や同『アスレティック』などが伝えている。

 現在21歳のカイセドは母国クラブのインデペンディエンテ・デル・バジェの下部組織出身で2019年10月にトップチームデビューを果たした。2021年2月にブライトンに完全移籍で加入すると、同年8月から半年間はベルギーのベールスホットへの期限付き移籍も経験し、2022年1月からブライトンに復帰。2022−23シーズンは公式戦43試合出場で1ゴール1アシストを記録し、中心選手としてクラブ史上初となる欧州大会出場権獲得に大きく貢献した。

 そんなカイセドには今冬の移籍市場から多くのクラブから関心が寄せられ、一時は移籍志願も表明し、クラブからはトレーニングに参加しないように通達されるなど、退団の可能性が浮上していたが、最終的には残留して今年3月には1年の延長オプションが付随した2027年6月30日まで契約を延長した。

 それでも、カイセドはブライトンと紳士協定を結んでいる模様で、同選手の評価額に達するオファーが届けば、同クラブは移籍を容認すると見られており、今夏の移籍市場でも去就に注目が集まっている。

 多くのクラブから関心が寄せられているなか、ブライトンの要求額も影響して現在はチェルシーが獲得レースで優位な位置につけていることが明らかになっている。また、カイセド自身もチェルシーへの移籍を希望している状況から、クラブ間での合意のみが問題となっている。

 すでに先月に提出した今夏最初となる6000万ポンド(約109億円)のオファーが拒否されているチェルシーは、今回の報道によると、7000万ポンド(約127億円)に増額した2度目のオファーを提示したようだが、これを再びブライトンが即刻拒否したようだ。なお、カイセドとしては紳士協定を結んでいるはずなのに妥当と感じられるオファーが受け入れられていない状況に不満な模様で、ブライトンに退団を促していることも報じられている。

 2度目のオファーも拒否されたチェルシーだが、個人合意に至っているカイセドの獲得は諦めておらず、ブライトンとの交渉は引き続き行われることになるという。また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、追加オプションなどを加えた改善したオファーを準備しており、チェルシーとしては今週中に合意に至ることを期待していることが伝えられている。

 チェルシーとブライトンは今月22日に親善試合を行う予定となっているが、果たしてそれまでにカイセドの移籍が決まることはあるのだろうか。

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