カイセド招集外で去就に注目…ブライトン会長は残留を強調、指揮官は明言せず

2023年8月7日(月)11時16分 サッカーキング

去就に注目が集まるカイセド [写真]=Getty Images

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 ブライトンのポール・バーバーCEO(最高経営責任者)が、エクアドル代表MFモイセス・カイセドの欠場理由を説明した。6日、イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。

 ブライトンは、12日に行われるルートン・タウンとのプレミアリーグ開幕戦を前に最後の親善試合として6日にラージョ・バジェカーノと対戦。試合は1−1のドローに終わったが、注目が集まったのは試合前のメンバー発表だった。

 今夏の移籍市場でも去就が注目されているカイセドは、今夏チームの練習に合流して以降、親善試合に出場してきていたものの、開幕直前のラージョ・バジェカーノ戦は突如メンバー外に。このことにより、再び今夏の移籍の可能性が高まっている可能性が伝えられている。

 さらに、興味深い点として、すでにカイセドとは個人合意に至っている一方で、これまですべてのオファーをブライトンに拒否されているチェルシーは、新シーズン開幕が迫っている中で交渉が長引いていることから、リーズに所属するアメリカ代表MFタイラー・アダムズといった代替選手の獲得に動き始めたことが明らかに。この報道の直後に迎えたラージョ・バジェカーノ戦をカイセドが欠場したことで、ブライトンに改めて移籍を要求していることが、招集外となった理由なのではないかとさらに憶測を呼ぶこととなった。

 しかし、ブライトンのバーバーCEOは「モイセスはトレーニングでハムストリングに軽いケガを負ったことが理由で欠場となった」と移籍に近づいていることが欠場理由ではないと明確にしつつ、次のように続けた。

「プレミアリーグの開幕が1週間後に控えているのだから、今日彼を危険にさらす意味がない。私たちはモイセスと一緒にシーズンを始めることを楽しみにしている。彼はブライトンと長期契約を締結している選手だ。現時点で世界で最も楽しみなミッドフィルダーの一人であり、彼がいることを嬉しく思っているよ」

 一方、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督はラージョ・バジェカーノ戦後の記者会見で、カイセドが明日のトレーニングに戻ってくるかと聞かれると「わからない」と明かしながら、退団するなら選手獲得に動くことを強調した。

「もし、モイセスが去るなら、私たちは別の重要な選手を見つけることになるだろう。でももし、モイセスが残るなら、チーム、クラブのみんなにとって嬉しいことだ。だが、今それは私の問題ではない」

「もし、モイセスが去るなら、別の選手を連れてくるしかない。私たちはブライトンであり、私たちの方針ではシーズンの終わりに何人かの選手を失う可能性がある。それは(アレクシス・)マック・アリスターと(レヴィ・)コルウィルと同じことだ」

 また、デ・ゼルビ監督は「ブライトンのためにプレーする人は誇りに、また喜んでここにいる必要がある。そうでなければ、ここに来ないか、去った方がいい。私はここにいたくない選手と一緒にいたくないからね」とも語った。

 なお、バーバーCEOの説明後でも依然としてカイセドの欠場理由は、できるだけ早く移籍を実現するために試合に出場したくなかったことだと一部では報じられているが、果たして同選手は今夏移籍するのだろうか。

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