チェルシー、カイセド獲得へ4度目のオファーも…ブライトンは再度拒否

2023年7月28日(金)9時35分 サッカーキング

去就に注目が集まるカイセド [写真]=Getty Images

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 チェルシーは、再びエクアドル代表MFモイセス・カイセドへのオファーをブライトンに拒否されたようだ。27日、イギリスメディア『アスレティック』や同『スカイスポーツ』などが伝えている。

 現在21歳のカイセドは母国クラブのインデペンディエンテ・デル・バジェの下部組織出身で2019年10月にトップチームデビューを果たした。2021年2月にブライトンに完全移籍で加入すると、同年8月から半年間はベルギーのベールスホットへの期限付き移籍も経験し、2022年1月からブライトンに復帰。2022−23シーズンは公式戦43試合出場で1ゴール1アシストを記録し、中心選手としてクラブ史上初となる欧州大会出場権獲得に大きく貢献した。

 そんなカイセドには今冬の移籍市場から多くのクラブから関心が寄せられ、一時は移籍志願も表明し、クラブからはトレーニングに参加しないように通達されるなど、退団の可能性が浮上していたが、最終的には残留して今年3月には1年の延長オプションが付随した2027年6月30日まで契約を延長した。しかし、今夏の移籍市場でも依然として移籍の可能性が伝えられている。

 多くのクラブから関心が寄せられているなか、チェルシーがカイセド獲得に本腰を入れていることが明らかになっており、同選手自身も移籍を望んでいることが報じられている。それでも、今夏すでにチェルシーは6000万ポンド(約107億円)、6500万ポンド(約116億円)、7000万ポンド(約125億円)のオファーを提示したものの、すべてブライトンに拒否されている。

 そして、今回の報道によると、チェルシーは今夏4度目のオファーとして、7500万ポンド(約133億円)に500万ポンド(約9億円)の追加オプションが付随した総額8000万ポンド(約142億円)を提示したものの、これもブライトンは即座にメールで拒否したことが伝えられている。

 今冬の移籍市場の後に新契約を締結した際にカイセドは、評価額に達するオファーが届けば移籍を容認するという紳士協定をブライトンと結んでいることが報じられているものの、ブライトンとしては今夏にウェストハムからイングランド代表MFデクラン・ライスが総額1億500万ポンド(約187億円)の移籍金でアーセナルに移籍したことを受け、現在はU−21イングランド代表DFレヴィ・コルウィルを取引に加えるか、最低でも移籍金1億ポンド(約178億円)程度を要求していると見られている。

 一方、当初最大8000万ポンドで合意に至ると予想していたチェルシーとしては、今回のオファーが拒否されたことにより、条件をさらに上乗せるか、カイセド獲得を断念するかを検討しているという。なお、代役にはリヴァプールなども関心を寄せているサウサンプトンに所属するベルギー代表MFロメオ・ラヴィアを候補に挙げているようだ。

 カイセド自身が移籍を望んでいることから、依然としてチェルシーとブライトンによる交渉は続いていくと見られているが、果たして両クラブが合意に達することはあるのだろうか。

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