ヘンダーソン、12年在籍のリヴァプールに別れの言葉「単純にありがとう」

2023年7月27日(木)10時35分 サッカーキング

リヴァプール退団を表明したヘンダーソン(写真は2019年6月のもの) [写真]=Getty Images

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 リヴァプールのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、同クラブに別れを告げる動画を投稿した。

 現在33歳のヘンダーソンはサンダーランドのアカデミー出身で、コヴェントリーへのレンタル移籍を挟み、2011年夏にリヴァプールへと完全移籍で加入した。その後はリヴァプール一筋でキャリアを積み、2015−16シーズンにはスティーヴン・ジェラード氏から腕章を引き継ぐ形でキャプテンに就任し、ピッチ内外で欠かせない存在として12シーズンにわたって活躍。公式戦通算492試合出場で33ゴール61アシストを記録し、2018−19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)優勝、2019−20シーズンのプレミアリーグ優勝などに貢献した。

 現行契約は2025年6月30日までとなっているものの、ジェラード氏が新監督に就任したアル・イテファクから関心が寄せられ、今夏に加入することが決定的と報じられているなか、ヘンダーソンは自身の公式インスタグラムを更新し、リヴァプールを退団することを表明した。

「今の気持ちを言い表す言葉が見つからない。ドレッシングルームにいるのはこれが最後なので、想像している通りとても感慨深い。でも、この12年間が僕と家族にとってどのようなものであったかを何らかの形で説明する必要がある」と語り始めたヘンダーソンは緊張していた加入直後を振り返りながら、当時を回想した。

 また、「嘘はつかない。本当に大変な時もあったけど、リヴァプールでのキャリアを振り返るといつも思い出すのはいい時のことなんだ」とコメントしつつ、「リヴァプールのキャプテンに任命されたことは僕の人生最大の名誉の一つだった。腕章を渡された日からリヴァプールのキャプテンらしく振る舞うために全力を尽くした。それでも、リヴァプールでの最大の栄誉は個人的なものではなく、集団的なものだった」ことも強調した。

 そして、特別な『アンフィールド』でのプレーやCL優勝の喜びなどについても語ったヘンダーソンは「一番言いたいことは単純にありがとうだと思う。僕をクラブの一員にさせてくれてありがとう。いい時も悪い時も応援してくれてありがとう。みんなが払ってくれたすべての犠牲と献身に感謝している」と感謝も口にした。

 最後に「僕は死ぬまでずっとレッドであり続けることを知っておいてください。すべてに感謝している。“ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン”」と惜別のメッセージを送った。

 なお、イギリス紙『デイリーメール』では、リヴァプールはヘンダーソンの移籍金としてアル・イテファクから1200万ポンド(約22億円)を受け取ることになっているほか、同選手は新天地で週給70万ポンド(約1億2700万円)の3年契約を締結することが報じられている。


【動画】ヘンダーソンが惜別のメッセージ

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