本塁打ランクトップの岡本和真 球界OBが昨シーズンとの違いを分析「打席に立つ位置がピッチャー寄り」

2023年7月29日(土)13時18分 ココカラネクスト

22本でホームランランキングのトップを走る岡本。4番の自覚が出てきたという(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人の岡本和真は22本塁打、58打点はともにリーグトップ。打率こそ.293とリーグ8位ではあるが、夏場の調子次第では3冠王も決して夢ではない。5年連続30本塁打以上を記録するなど毎年素晴らしい成績を残している岡本ではあるが、今年は複数のタイトルを狙える位置につけており、調子の良さがうかがえる。

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 岡本の今年の調子の良さの要因はどこにあるのだろうか。現役時代にヤクルトや巨人で活躍したアレックス・ラミレス氏のYouTubeチャンネルに“昭和の怪物”の江川卓氏が出演。岡本の状態の良さについて語った。まず江川氏は「フォームは変わったようには見えない。スイングの変更はあまりないかなと思っています」とスイング自体は昨シーズンと特に違いはないという。

 ラミレス氏は「今年は去年よりも打席の立つ位置がピッチャー寄りなんです。今年はしっかり固定できています」「だからこそ逆方向やセンターへ引きつけて打てています。同時に引っ張ることもできてます」と解説。続けて、昨シーズンは中田翔が4番を打ち、5番を打つ試合が多かったことに触れ、「その経験が『俺は今年やらなきゃダメだ』というモチベーションに変わった」とメンタル面の変化が一番大きいと話す。

 この見解に江川氏も「心のコンディションが悪いっていう場合もある。今年は『4番を打つ』ということをしっかり彼が意識してやっているので、非常に安定して今やれているんじゃないかな」と同意。“巨人軍の4番”としての自覚を例年以上に強く感じていることが、今シーズンの好調につながっていると分析した。

 7月は月間打率.219と調子を落としたものの、28日の中日戦では先制スリーランを含む2安打を放っており、徐々にシーズン序盤のような状態に戻りつつある。坂本勇人や丸佳浩が一軍に復帰して、打撃陣はほぼフルメンバーとなった。今後打線が活発になることが予想されるが、それでも打線の中心は岡本である。“巨人軍の4番”としての自覚が芽生えた岡本が、巨人をどう導くのか楽しみだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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