元名古屋ジョーが再び引退?現役復帰も半年で構想外。試合直前に逮捕も
2024年7月31日(水)7時59分 FOOTBALL TRIBE
かつて名古屋グランパスでプレーしていた元ブラジル代表FWジョーは昨年12月に現役復帰も、近日中にブラジル2部アマゾナスFCを退団する模様。今年5月にはリーグ戦キックオフ直前の逮捕劇で話題を呼んでいたが、現役引退の可能性もあるという。
現在37歳のジョーは今年2月に現役引退を表明も、昨年12月にアマゾナスFC加入により現役復帰。2024シーズンはここまでリーグ戦12試合の出場で3ゴール1アシストをマークも、7月以降はほぼ全試合でベンチ外と序列低下が著しい。
また、5月6日開催の第3節ポンチ・プレッタ戦ではスタメン入りも、試合前に逮捕。チームメイトとともにホテルからバスでスタジアムへ向かっていたが、途中でバスを下車。養育費未払いの疑いで地元警察に連行されたが、翌日までに支払いを終えて釈放されていた。
ブラジルの移籍市場に精通しているジャーナリストのロムロ・アルメイダ氏が今月30日に伝えたところによると、選手サイドはアマゾナスFC幹部と契約解除に向けて交渉を進めているとのこと。ただ、現時点で同選手の獲得に興味を示しているクラブは無く、再びスパイクを脱ぐ可能性もあるという。
ジョーはかつてマンチェスター・シティに在籍していたほか、2014年のブラジルW杯に出場。名古屋では2018年からプレーしていたが、2020年4月に無断で帰国した上、名古屋と契約中にもかかわらず、ブラジル1部コリンチャンスと契約を結んでいた。この二重契約問題を巡っては、国際サッカー連盟(FIFA)やスポーツ仲裁裁判所での裁判を経て、名古屋が勝訴。コリンチャンスとジョーに対して、賠償金260万ドル(約3億5000万円)の支払いを命じられている。