ファン-パブロ・モントーヤがNASCARカップ復帰。23XIのカムリXSEで9月のワトキンスグレンに参戦へ

2024年8月6日(火)7時10分 AUTOSPORT web

 現役時代は“F1界の暴れん坊”と称され、キャリア通算7勝を挙げているファン-パブロ・モントーヤが、かつて活躍を演じたNASCARカップシリーズにゲスト参戦で復帰することが決定。今季は小林可夢偉やコーリー・ハイムもステアリングを握った、トヨタ陣営23XIレーシングが用意する最新のトヨタ・カムリXSEの50号車をドライブし、プレーオフのファーストステージでもある9月のワトキンスグレンにエントリーする。


 現在48歳のモントーヤは、国際F3000や北米CARTでのシリーズチャンピオン獲得を経て、F1進出後はウイリアムズやマクラーレンで活躍。その後、2007年から2013年まで古巣チップ・ガナッシ・レーシング(CGR)からNASCAR最高峰のカップシリーズで本格的に勝負し、2014年にはチーム・ペンスキーからミシガンとインディアナポリスの2戦にも出場している。


「このタイミングでカップシリーズに戻り、馴染み深い“ザ・グレン”でレースをするのが楽しみだ。僕はこのトラックが本当に好きで、キャリア初期から経験を積む機会を得られたからね」と、意気込みを語ったモントーヤ。


 この50号車は、世界的潤滑油ブランド『モービル1』の誕生50周年を記念して23XIとのジョイントでサードカーとして走らせているもので、これが今季3回目かつ最後の出番となる。

現在はレッドブルの配下契約を結ぶ息子セバスチャンの指南役に勤しむ
現役時代はジミー・ジョンソンらと勝負を繰り広げ、カップ通算2勝を挙げている


■現行Next-Gen規定初ドライブとなるモントーヤ


「モービル1のレースにおける素晴らしい伝統を祝いつつ、こうしてモータースポーツへの貢献が認められるのは光栄だ。モービル1は、僕がレースを始めたときに最初にスポンサーになったブランドのひとつだし、このブランドの節目を祝い、ふたたび彼らを代表するのはとても特別なことだね」


 そのモントーヤ自身、現行のNext-Gen規定モデルをドライブするのはこれが初になる。「また23XIと一緒に働き、チームが築き上げているものを体験するのも、もちろん楽しみだよ」


 今季プレーオフ“Round of 16”の一戦として開催される第28戦『Go Bowling at The Glen(ゴーボウリング・アット・ザ・グレン)』だが、このグレンはモントーヤにとって勝手知ったるトラックであり、カップ戦では7回の出走で優勝1回と5度のトップ10フィニッシュ、さらに異なる4つのシリーズで合計12回のレースウイークを経験している。


 その23XIでチーム代表を務めるスティーブ・ラウレッタも「ファン・パブロ・モントーヤは、これまでドライブしたすべてのカテゴリーで優勝してきた世界クラスのドライバーであり、我々の50号車『モービル1トヨタ』でNASCARでの50周年記念を華々しく締めくくってくれるだろう」と期待を寄せる。


「今回のイベントはレーシング界の伝説とモータースポーツの未来にスポットライトを当てたもので、23XIはモービル1の伝統における新たな一員となり、このような記念すべき機会を祝えたことを光栄に思っている」

今季は小林可夢偉やコーリー・ハイムもステアリングを握ったトヨタ・カムリXSEの50号車
先月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、懐かしの愛機もドライブしている


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