セルタがクラブ創設100周年! “王様”FWアスパスの理想像は「若手の良いお手本になりたい」

2023年8月24日(木)15時26分 サッカーキング

クラブ創設100周年を迎えたセルタの“王様”イアゴ・アスパス [写真]=Getty Images

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 クラブ創設100周年を迎えたセルタの主将FWイアゴ・アスパスが、23日に開催された祝賀会にて胸中を明かした。同日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

 1923年8月23日にスペイン北西部ガリシア州ビーゴにて、RCファルトゥナ・デ・ビーゴとレアル・ビーゴSCの合併により設立したセルタ。空色を指す“セレステス”の愛称で親しまれるクラブはこの100年で、ラ・リーガを57度戦い、コパ・デル・レイ決勝戦に3度進出。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ等の欧州コンペティションに計9度出場し、2000年にはUEFAインタートトカップ(2008年に廃止)で優勝を果たした。また過去に、歴代1位となるクラブ公式戦通算533試合に出場したマノロ氏を筆頭に、ホセ・マヌエル・ピント氏、クロード・マケレレ氏、アレクサンドル・モストヴォイ氏、ヴァレリー・カルピン氏、ブライス・メンデス(現:レアル・ソシエダ)らが所属していた。

 ガリシア州生まれ、セルタのカンテラ育ちのアスパスは、2007−08シーズンにトップチームデビューを飾ると、リヴァプールとセビージャに在籍した期間もあったが、キャリアの大半を“セレステス”で過ごしている。クラブ在籍14シーズンで公式戦通算196得点を記録しており、セルタにおけるクラブ最多得点記録保持者だ。100周年を迎える今シーズンからは、DFウーゴ・マジョの後を継いで“カピタン”にも就任した同選手は「100周年のタイミングでのカピタン? そんなことは夢にも思っていなかった。僕は長年ここにいて、チームの重鎮として若手選手がトップチームに到達するのを助けたいと思っている。彼らの良いお手本になりたい」と理想像を語った。

 また、セルタで決めた『196』のゴールシーンを回顧したアスパスは「(2009年6月の)アラベス戦の2点はすべてにおいて意味のあるゴールだった」としつつ、「(2018年10月の)エイバル戦でのハットトリックや、(2015年9月の)バルセロナ戦でのループシュート2発など、覚えていることは他にもたくさんあるよ」と思いを巡らせている。

 今夏にラファエル・ベニテス監督を招聘したものの、開幕からの2試合は1分1敗と未勝利が続いているセルタ。クラブ創設100周年を迎えた後の最初の試合は、25日に本拠地『バライードス』で行われる第3節レアル・マドリード戦だが、セルタのまごうことなき“王様”が祝砲となるゴールを決めるのだろうか。

サッカーキング

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