21歳にしてベテランの風格をもつフェルスタッペン、「常に自信はあったから、2勝しても変わらない」

2019年8月25日(日)7時30分 AUTOSPORT web

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1第9戦オーストリアGPの決勝でシャルル・ルクレールを強引に抜き去った末に優勝した。さらに第11戦ドイツGPでは、非常に難しい降雨条件にもかかわらず、再び勝利を飾った。


 これらの2勝は、彼が自信を付けるうえでどれほど重要なものだったのだろうか?


「僕にとっては、自信を持つために優勝が必要なわけではない。今までも常に自信はあったよ」とフェルスタッペンは答えた。


「現時点で、僕たちはまだ少しメルセデスに離されている。ドイツGPのような難しいウエットコンディションでは、普段より少し優位に立てるけれど、同時にシーズン全体を支配できてはいない、という現実を見据えるべきだ」


 そんなフェルスタッペンは、実際にどれほどドライビングに優れているのだろうか?


「2018年シーズンの後半から上達してきたように思う」


「上達することは常に可能だ。何年か走り続けていると、どうすればもっと上手くなれるのかが分かってくるんだ。これまでに自分が走ってきたレースと、そこで培った経験から考えれば、今の僕は間違いなくルーキーとは違う。もう90レース以上走ってきたからね」


「僕は1年だけF3で戦って、そこから一気に昇格してF1に来た。だから多分、他の人たちがF2で犯すようなミスを、僕はF1で犯していると思う。今もまだ上達し続けているよ。まだ21歳だしね」


 フェルスタッペンは現在、ドライバーズ選手権では181ポイントで3番手につけている。ランキングのトップは、250ポイントのルイス・ハミルトンだ。フェルスタッペンはタイトルに挑むことができるだろうか?


「タイトルのことは頭にないよ。すべてのレースウイークで最良の仕事をしようということだけを考えている。今シーズン、あれほど圧倒的なスタートを切ったメルセデスが上位にいるのだから、追い付くのは難しいと思う。頑張るつもりだけれど、チャンピオンになることは考えていない」


 多くの人々が、フェルスタッペンはハミルトンよりも優れたドライバーだと言っている。


「そんなことを、僕は一切言うつもりはないよ。それに、僕にとってどうでも良いことだ。一番大切なのは、コースに出て良いパフォーマンスをすることだからね」


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