高打点飛び交う大乱打戦でもMVPは強かった!醍醐大、猛プッシュでもぎ取った勝利「何をおいても優勝したい」/麻雀・Mリーグ
2025年5月7日(水)7時13分 ABEMA TIMES

8000点4回に、1万2000点5回。類稀な超乱打戦を制したのは、今期のMVPに輝いた男だった。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2024-25」ファイナルシリーズ、5月6日の第1試合ではセガサミーフェニックスの醍醐大(最高位戦)が登板。計6回のアガリで、チームに5万点超えの大トップを持ち帰った。
【映像】醍醐大の猛プッシュ!ファイナル個人連勝への決定打となった瞬間
序盤から、派手な打ち合いだった。当試合は起家から醍醐、U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、TEAM雷電・黒沢咲(連盟)の並びで開局。東1局、東2局では鈴木優が満貫・8000点、親満貫・1万2000点と立て続けに加点した。東2局1本場、東3局1本場では園田が3900点(+300点)、親満貫・1万2000点(+300点)を獲得。醍醐は東4局でリーチ・ツモ・ドラの4000点(+600点、供託1000点)をアガるも、東4局1本場で黒沢に1万2000点(+300点)を振り込んだ。
それでも、東4局2本場ではリーチ・一発・ツモ・平和・ドラ2の跳満・1万2000点(+600点)で即座にリカバリー。南1局でもリーチ・平和・赤・裏ドラの親満貫・1万2000点を成就させ、トップ目に立った。だが、南1局1本場では園田に満貫・8000点(+300点)を放銃。その瞬間は「頭が真っ白になった」そうだが、ここから醍醐は、より攻撃力を高めた。

鈴木優と黒沢のテンパイ流局で迎えた南2局1本場、黒沢がリーチをかけた中で「おとなしくなるというのもありかなと思ったんですけど、思ったより切る牌が続かない。頑張ろうかな」と猛プッシュ。数巡後にリーチを宣言し、リーチ・タンヤオ・赤・ドラの満貫・8000点(+300点)を奪取した。これで再びトップ目に躍り出ると、南3局でも西・中・赤・ドラ2の満貫・8000点を上乗せ。オーラスではタンヤオ・赤の2000点をアガり、自ら試合を締めた。
昨日のファイナルシリーズ初戦に続いての連勝。一時期、チームは首位に立った。試合後、醍醐は「めちゃくちゃ嬉しいですね」とひと言。「また首位になったと思うんですけど、やっぱり一番上に名前が出ると、応援してくださっている方々は喜んでくれるだろうと思うので、それがやっぱり一番嬉しいですね」と表情を崩した。
自身をMリーグの舞台へと導いてくれたチームの監督・近藤誠一(最高位戦)は、今期での退任を表明している。「今年は本当に、何をおいても優勝したいなと思っている」。醍醐は語気を強めると、ファンに「今日もなんとかトップを取ることができました。まだファイナルは続いていきますけども、優勝できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と述べた。
【第1試合結果】
1着 セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)5万400点/+70.4
2着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)3万5900点/+15.9
3着 U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)2万6100点/▲13.9
4着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)−1万2400点/▲72.4
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)