ザウバーF1代表、フェラーリからPU供給を受けても「Bチーム化はしない」と明言

2017年8月29日(火)6時0分 AUTOSPORT web

 ザウバーの新たなチーム代表に就任したフレデリック・バスールは、チームをフェラーリのジュニアチーム化する計画はないと主張している。


 来シーズンのザウバーはフェラーリから2018年仕様の最新パワーユニットの供給を受け、より緊密に連携していく予定となっている。しかしそれは、ザウバーが正式にフェラーリのBチームになることを意味してはいないという。


 バスールは「トップチームから、技術的な部分以外でもサポートを受けられるのは喜ばしいことだ」とベルギーGPの木曜日にコメントしている。


 フェラーリはすでにハースF1チームと技術的パートナーシップを結んでいる。しかしながらバスールは、ザウバーは同様の関係を結ぶ計画はないと語った。


「正直に答えればノーだ。ハースには独自の哲学があり、それは我々も同じだ」


「ザウバーではすでにインフラが整っているが、おそらくハースはそうではない。たとえば我々には、F1で最も高性能と言える風洞設備がある」


「我々はエンジンとギアボックスを中心に、フェラーリと独自のプロジェクトを展開していきたい。だがフェラーリから供給を受けるパーツの数を拡大することも可能だ」


「提携については、どこかの時点でより良いやり方が見つかるかもしれない。しかし我々は、Bチームやカスタマーチームになるつもりはない」


 しかしながらザウバーには、フェラーリの抱える有望な若手ドライバーのひとりかふたりに、シートを提供する義務が課せられると考えられている。


 アントニオ・ジョビナッツィとシャルル・ルクレールの両者には、パワーユニット提携関係の見返りとして、来シーズンにザウバーのシートを獲得するのではないかとの噂がある。現在のザウバーのドライバーラインアップはマーカス・エリクソンと、メルセデスのジュニアドライバーであるパスカル・ウェーレインだ。


 しかしバスールは、2018年のドライバーについてはまだ何の決定も下されていないと話した。


「ドライバーについて質問されると思っていたよ。我々がこの状況について議論し決断を下すのは、これから数週間でのことになるだろう」


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