「日本代表といきなり対戦？」韓国代表監督、杭州アジア大会方式に不満爆発

　日本女子代表は今月下旬、中国の杭州で行われる第19回アジア競技大会（杭州アジア大会）に参戦する。その日本代表と準々決勝で対戦する可能性が高いとして、韓国女子代表監督が大会方式に不満を漏らしているようだ。

　杭州アジア大会の女子サッカーには、日本や韓国など17か国が参加。グループリーグは5組に分かれており、日本はD組でベトナム、ネパール、バングラデシュと同居。韓国はE組に割り当てられ、ミャンマー、フィリピン、香港と対戦することが決まっている。

　またノックアウトステージに進出するのは、各組の1位5か国と2位で成績上位の3か国。過去の実績等を踏まえると、D組、E組ではそれぞれ日本、韓国の首位通過が濃厚だが、準々決勝ではD組1位とE組1位がいきなり対戦することが決まっている。

　それだけに韓国代表率いるコリン・ベル監督は、日韓戦が準々決勝で実現する可能性が高いことを後ろ向きに捉えている模様。韓国大手メディア『聯合ニュース』のインタビューで「なぜ1位同士が準々決勝でいきなり対戦するのか、私には分からない。複雑な問題だ。どうなるか見てみよう」と苛立ちを隠せなかったという。

　その韓国代表は、今年開催のFIFA女子ワールドカップ・グループリーグでドイツ、モロッコ、コロンビア相手に1分2敗と結果を残せなかった。

　ベル監督は「今回のワールドカップに対する期待が非常に大きかったが、その期待に応えられず残念だった。ワールドカップに関する分析や振り返りはもう終わっているので、前を向く」と、杭州アジア大会への意気込みを語っている。

　なお『聯合ニュース』は「日本、中国、北朝鮮が韓国の優勝を妨げるチームになる」と、今大会の優勝争いを展望。日本を優勝候補とみているだけに、韓国国内ではグループリーグの抽選結果に恵まれなかったという見方があるようだ。