「答えは日本にある」今永昇太の去就に米注目!先発強化のカージナルスが動くと予想「素晴らしい補強になる」
2023年9月10日(日)14時22分 ココカラネクスト
WBCでも好投を見せた今永を欲しがるMLB球団は多そうだ(C)Getty Images
MLB公式サイトが現地時間9月6日(日本時間7日)、DeNAの今永昇太が今オフ、ポスティングでのメジャー移籍を目指す見込みだと報じた。米国内では、この報道を受け各メディアが反応しており、カージナルスが今永獲得に動くとの予想が伝えられている。
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今永は今年5月に国内フリーエージェント権の取得条件を満たし、また、米球界各球団スカウトからも視察が行われるなど、今後の去就が注目されてきていた。その中で、米スポーツサイト『FANNATION』は現地時間9月8日(同9日)、今季、ナ・リーグ中地区最下位に沈むカージナルスの補強として、日本人サウスポー獲得に動くと見通している。
同メディアは、来季に向けカージナルスがローテーションの立て直しが急務であるとして「新たに質の高い投手が市場に登場することは大きなニュースだ」と綴っている。
また「今シーズン、19試合に先発し128イニングを投げて7勝3敗、防御率2.81、奪三振152、与四球21、WHIP1.03を記録している。カージナルスのローテーションに素晴らしい補強となるだろう」と今季のスタッツを紹介しながら、期待の言葉を記している。
さらに、米メディア『Yardbarker』では今永のキャリアについて「この左腕は日本での8シーズンで印象的な活躍を見せた」と称えながら「90マイル中盤の速球にスライダー、カーブ、チェンジアップを加えた技巧派左腕」と投球スタイルを説明。
他にも「イマナガはMLBスカウトの前で投球する際に期待を裏切らなかった。左利きの投手は自責点1、奪三振10で完投した」として、米7球団の関係者が視察に訪れた、今年6月23日の阪神戦での結果を振り返っている。
その上で同メディアは「カージナルスのニーズへの答えは日本にあるかもしれない。カージナルスは明らかにローテーション投手を必要としており、フリーエージェントのトップスターターのほぼ全員と接触する可能性が高い」と指摘。ポスティングとなることが有力視される今永も、獲得候補の一人であると見込みを述べている。
兼ねてより、メジャー挑戦の意思を示してきており、今年3月のWBCでは決勝の米国戦で先発マウンドにも登った今永。カージナルス以外の球団も関心を示す左腕は、今オフ、日米両球界からの注目を集める一人となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]