ライコネンのフェラーリF1離脱は「うまくやってきたのに残念だ」とベッテル

2018年9月18日(火)7時0分 AUTOSPORT web

 セバスチャン・ベッテルは、2018年シーズン末でキミ・ライコネンがフェラーリを去るのは残念だと認めている。


 F1シンガポールGP開催前に、シャルル・ルクレールが2019年シーズンから、フェラーリに移籍し、一方でライコネンが2001年にF1キャリアを始めたザウバーへ戻ることが発表された。


 ベッテルとライコネンは過去4年にわたって強固な協力関係を築いてきた。プレッシャーのかかるF1の環境ではまれなチームメイト関係だ。しかしベッテルの助力があっても、2019年にライコネンをフェラーリに留めることはできなかった。


「キミがもういなくなると知って残念だ。僕たちは違うタイプだけれど、うまくやってきたからね」とベッテルはシンガポールで語った。


「チームメイトであることで一番影響することは、互いに持つ尊敬の気持ちだ。もしくはどれだけ互いの間で争いごとがあるかということだ」


「キミとは最初から争いごとなどなかった。それは最後まで変わらないと思う。僕が言ったように、僕たちは互いに尊敬しあっているからね」


「何事も変化するのは確かだが、正直に言って、今はなにも変わっていない。だから僕は来年のことよりも次のレースにより集中している。今はそのことは重要じゃない。重要になるのは来年だ」


 ベッテルはルクレールのフェラーリ移籍の発表以降、ルクレールとは話をするチャンスさえなかったと語っている。


「彼の電話番号を知らないんだ。でもどちらにせよ彼はすごく忙しかっただろう。もし彼に会ったら、もちろん適切な言葉をかけるよ。この調子ならそのうち電話番号を交換する十分な時間が取れるだろう」


「シャルルにとって素晴らしいチャンスだ。彼にとって最高の機会だよ。彼は長いことチームのジュニアプログラムにいたから、進歩があったことは素晴らしいことだ」


「大規模チームで彼がレースをするチャンスを掴んだのはすごいことだ。どうなるか様子を見てみよう。彼のためにベストを尽くすよ。チームとして一緒に仕事がしたいんだ」


 ベッテルは、ベテランのチームメイトが、まだ今年1年目のシーズンを迎えているところの若いドライバーに取って代わられることに、困難はないと予想している。


「年齢は関係ないと思う。速くて才能があれば、年齢は関係ないんだ。年齢が高くても、速くなれるし有能でいることもできる」


「キミが最高の例だね。だからふたつの良い例があるということだ」


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