チェルシーが今季プレミアで初の連勝! 敵地でバーンリーを粉砕、スターリングは全4得点を演出

2023年10月8日(日)0時58分 サッカーキング

全4得点に関与する圧巻のパフォーマンスを見せたスターリング [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第8節が7日に行われ、チェルシーとバーンリーが対戦した。

 今季のチェルシーは開幕からなかなか調子が上がらなかったが、前節はフルアムとのアウェイゲームを2−0で制し、プレミアリーグでは4試合ぶり今季2勝目を手にした。加入後得点のなかったミハイロ・ムドリク、そして負傷に悩まされてきたアルマンド・ブロヤにゴールが生まれており、悩まされてきた得点力不足の解決に繋がる一戦となったかもしれない。カラバオ・カップ3回戦のブライトン戦を含めると公式戦3連勝を目指す今節は、アウェイゲーム2連戦でバーンリーと対戦。昇格組のバーンリーはカラバオ・カップこそ勝ち進んでいるものの、プレミアリーグでは未勝利が続いており、初白星は3日に行われた第2節延期分ルートン・タウン戦まで待たなければならなかった。今節はホームで2連勝を目指す。

 チェルシーは前節からスターティングメンバー1名を変更。ケガの影響が心配されているムドリクがベンチスタートとなり、ラヒーム・スターリングが先発に復帰した。一方のバーンリーはジョシュ・ブラウンヒルやライル・フォスターらがスタメンに並んでいる。

 試合の均衡が破れたのは15分、バーンリーは右サイドでの細かいパス回しから前を向いたヴィチーニョがスペースへ前進。時間をかけずに中央背後のスペースへ流し入れると、フォスターが切り返しから逆へ繋ぎ、最後はボックス左で待っていたウィルソン・オドベールがマルク・ククレジャの股下を射抜く一撃を沈め、バーンリーが先手を取った。

 1点ビハインドとなったチェルシーは37分、ペナルティエリア左でモイセス・カイセドからのパスを受けたスターリングが縦に仕掛けて中央へ折り返すも、ここはGKにキャッチされる。だが、直後の42分には再び左サイドでスターリングが躍動。縦への仕掛けから中央へクロスボールを送ると、これがアミーン・アル・ダヒルのオウンゴールを誘い、チェルシーが試合を振り出しに戻してハーフタイムに突入した。

 後半に入ってもスターリングの勢いは止まらない。48分、敵陣でインターセプトしたカイセドが一旦後ろに戻してやり直すと、レヴィ・コルウィルが左へ繋ぐ。開いた位置にポジションを取っていたスターリングが縦へ突破すると、ペナルティエリア内でヴィチーニョのファウルを受け、PKを獲得した。このPKをコール・パルマーが右下に沈める。前半のオウンゴールに続きスターリングの仕掛けから、パルマーが加入後初ゴールを挙げ、チェルシーが逆転に成功した。

 さらに65分、ピッチ中央付近でボールを奪ったカイセドがなんとかボールを繋ぐと、前を向いたコナー・ギャラガーがスルーパスを供給。左を走っていたスターリングが冷静にゴールネットを揺らし、チェルシーがリードを広げた。

 75分にはまたもスターリングを起点にチェルシーが攻撃。自陣左サイドでコルウィルからのパスを受けたスターリングが巧みなターンで前を向き、左サイドを持ち運ぶ。中央へ流し入れたボールがファーサイドのパルマーに渡ると、タイミングを見て中央へ渡し、待っていたニコラス・ジャクソンが切り返しから左足で仕留めた。ジャクソンの今季2ゴール目でチェルシーが勝利を決定付けた。

 試合はこのままタイムアップ。スターリングが大車輪の活躍を見せ、チェルシーは今季公式戦で初の4ゴールを記録。公式戦3連勝、プレミアリーグに限定すると今季初の連勝を飾った。一方、バーンリーはこれで今季6敗目を喫し、昇格組として苦しいシーズン序盤戦を過ごしている。

 次節は21日に行われ、チェルシーはホームで冨安健洋が所属しているアーセナルと、バーンリーは敵地でブレントフォードと、それぞれ対戦する。

【スコア】
バーンリー 1−4 チェルシー

【得点者】
1−0 15分 ウィルソン・オドベール(バーンリー)
1−1 42分 アミーン・アル・ダヒル(OG/チェルシー)
1−2 50分 コール・パルマー(PK/チェルシー)
1−3 65分 ラヒーム・スターリング(チェルシー)
1−4 74分 ニコラス・ジャクソン(チェルシー)

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