ハースとトヨタ/GRのパートナーシップは「双方にとって明らかなメリット」と小松礼雄代表。F1での競争力向上を狙う

2024年10月11日(金)11時38分 AUTOSPORT web

 10月11日に静岡県の富士スピードウェイ内にある富士モーターフォレストウェルカムセンターで発表されたマネーグラム・ハースF1チームとTOYOTA GAZOO Racingの公式テクニカルパートナーシップ締結。ハースF1は同時にチームの公式サイトにプレスリリースを掲載し、小松礼雄代表のコメントを公開した。


 今回ハースF1とTOYOTA GAZOO Racingの間で締結された複数年契約では、両者が専門知識と知識、リソースを共有するとされ、世界最高峰のモータースポーツであるF1世界選手権において、日本の若手ドライバーやエンジニア・メカニックが経験を積み、成長する環境を整えることで、自動車産業の発展に貢献することが目指される。


 具体的には、TOYOTA GAZOO Racingが設計、技術、製造サービスを提供し、ハースF1はその見返りとして技術的な専門知識と商業的利益を提供。ハースF1のF1における発展と競争力を高めることを目標に、TOYOTA GAZOO Racingは世界のモータースポーツの最先端で競うチームとの関わりを通じて、さまざまな分野で自らの知識とスキルをさらに発展させていく。


 日本人F1チーム代表としてハースF1を率いる小松代表は「マネーグラム・ハースF1チームとTOYOTA GAZOO Racingが協力してこの技術提携を結ぶことができ、とても興奮しています。自動車業界の世界的リーダーがチームをサポートし、協力しながら、自社の技術とエンジニアリングの専門知識の開発と加速を目指すことは、双方にとって明らかなメリットのあるパートナーシップです」とコメントしている。


「TOYOTA GAZOO Racingのリソースと知識基盤を活用し、その技術と製造プロセスの恩恵を受けることは、私たち自身の発展と、F1での競争力をさらに高めたいという明らかな願望にとって重要なものになるでしょう。その見返りとして、私たちはTOYOTA GAZOO Racingに、社内のエンジニアリング能力をフル活用し、さらに進化させるためのプラットフォームを提供します」


「F1での継続的な成功を達成するための新たなテクニカルパートナーシップの締結において、F11や長期的パートナーであるスクーデリア・フェラーリのような存在からサポートを得られたことは、当然のことながら喜ばしいことです。ジーン・ハース(チームオーナー)とともに、特にステファノ・ドメニカリ(F1CEO)とフレデリック・バスール(フェラーリF1チーム代表)に感謝したいと思います」


「トヨタとともに、豊田章男氏(トヨタ自動車会長)、高橋智也氏(GAZOO Racing Companyプレジデント)氏、加地雅哉氏(GAZOO Racing Companyプロジェクトマネージャー)に感謝したいと思います。ハースF1チームの全員が、この新しい関係から生まれる協力的な結果を楽しみにしています」


 また、ハースF1のリリースにはGAZOO Racing Companyの高橋プレジデントのコメントも掲載された。高橋プレジデントはハースやフェラーリ、F1関係者への感謝を語ると同時に「モータースポーツの頂点でハースF1チームとともに戦うことで、ドライバー、エンジニア、メカニックの育成を図るとともに、ハースF1チームとTOYOTA GAZOO Racingの実力を強化し、モータースポーツと自動車産業に貢献していきたいと考えています」と述べた。


 なおチームよると、10月18〜20日の2024年F1第19戦アメリカGPを皮切りに、ハースF1チームのマシンには“TOYOTA GAZOO Racing”のブランドロゴが付けられるとのことだ。

ハースF1のフロントノーズに入ったTOYOTA GAZOO Racingのロゴ
公式テクニカルパートナーシップを締結したハースF1とTOYOTA GAZOO Racing


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