「本塁打を打たずに9得点」初戦完勝のドジャースに米メディアが賛辞 一方のメッツは「初めて大きな重圧を感じていた」

2024年10月15日(火)5時47分 ココカラネクスト

大谷が好調なドジャース打線を牽引している(C)Getty Images

 ドジャースとメッツによるナ・リーグ優勝決定シリーズが現地時間10月13日(日本時間14日)に幕を開けた。ドジャースの主砲である大谷翔平とメッツの先発マウンドを任された千賀滉大との日本人対決も注目された第1戦は9-0でドジャースが圧勝。大谷も2安打1打点の活躍で、本拠地での勝利に貢献した。

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 序盤から得点を重ねたドジャースが大差で初戦を制したこの試合、米メディア『YARDBARKER』では、ホームチームが勝利を呼び込んだ、「3つのポイント」にフォーカスしている。

 1つ目として同メディアは、大谷、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンが並ぶ、ドジャースの上位打線の活躍を挙げた。初回は3つの四球などを絡め2点を先制したドジャースは、2回に大谷のタイムリーで追加点、4回にもフリーマンがこの日2本目のヒットでランナーを返している。終盤の8回には満塁のチャンスでベッツが走者一掃となる長打を放つなど、「MVPトリオ」が期待通りの勝負強さを披露した。

 同メディアは上位3人の内容について、「計11打数5安打で、チームの9点中5点を挙げ、3つの四球を選び三振は無かった」と評するとともに、打線全体の成績にも言及。「ドジャースの攻撃は非常に効率的で、ホームランを打たずに9安打で9得点、2アウトからも4打点を記録した」などと称えている。

 また、先発のジャック・フラハティの好投を2つ目のポイントと指摘する。「今後もブルペンゲームを行う可能性が高いドジャースにとって、彼のベテランとしての投球はリリーフ陣に必要な休息を与えた」と説いており、スターターとして試合終盤まで投げ抜いた貢献度を強調。さらに、この試合も投手陣が無失点で終えたとして、「日曜日の完封勝利により、ドジャースは33イニング連続無失点を記録し、1966年のボルチモア・オリオールズが持つポストシーズン最長記録に並んだ」と綴っている。

 そして、最後に挙げているのが敗れたメッツの攻守におけるパフォーマンスだ。同メディアは地区シリーズの戦いと比較し、「フィリーズとの戦いでは、ストライクゾーン外の投球でも乗り切ってきたメッツだったが、ドジャースとの第1戦では同じようにはいかなかった」と振り返っており、「ドジャースの打線は素晴らしい忍耐力を見せ、四球が三振を上回る7個を記録し、ニューヨークの投手5人に合計146球を投げさせた」と論じている。

 他にもメッツのプレーの中でエラーや走塁ミスが目立ったとして、「今季のポストシーズンで初めて、大きな重圧を感じていたようにみえた」と戦いぶりの印象を記している。

 注目されたシリーズ初戦は、攻守あらゆる局面で上回ったドジャースが完勝と言える内容でものにした。2戦目以降では果たしてどんなプレーが試合の行方を左右するのか、両チームによって繰り広げられる攻防に我々ファンの目がくぎ付けとなることは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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