MLB公式のランキングでドジャースがついに首位から陥落 上位5球団は全て日本人選手所属チームに
2025年4月29日(火)15時26分 ココカラネクスト

大谷のバットに当たりが戻ってくればドジャースも再び上昇気流に乗るか(C)Getty Images
『MLB公式サイト』は4月28日、メジャーリーグ球団のパワーランキングを更新した。これまでトップだった大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希のドジャースは2位に陥落。代わって1位には、千賀滉大のメッツが前回3位から躍り出た。
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「フアン・ソトがまだ絶好調ではないにも関わらず、今季のメッツはここまで最も楽しいストーリーを歩んでいる。故障者のジェフ・マクニール、フランシスコ・アルバレスも戻って来た。本拠地のクイーンズに漂う雰囲気は完璧と言える」
メッツは17日のカージナルス戦から、23日のフィリーズ戦まで本拠地で7連勝を飾った。現地27日時点で19勝9敗の貯金10で、勝率.679はメジャー30球団でトップの数字だ。ピート・アロンソ、フランシスコ・リンドアら主軸は安定した数字を残し、投手陣では千賀が3勝1敗、防御率1.26、タイラー・メギルが3勝2敗、防御率1.74、クライ・ホームズが3勝1敗、防御率2.64と先発ローテーションが安定しているのが大きい。
対照的に2位に陥落したドジャースは、その先発投手陣に故障者が続いている。ブレーク・スネルに続、27日のパイレーツ戦ではタイラー・グラスノーが2回の投球練習の際に右肩を痛めて緊急降板した。同サイトは「日曜日時点でキケ・ヘルナンデスは打率.145、オースティン・バーンズは.174、ミゲル・ロハスは.162。クリス・テイラーは長打が打てない」と高齢化が指摘されている野手の控え層の薄さも指摘した。
3位には今永昇太と鈴木誠也のカブスが、前回の4位からランクアップ。前回2位だったダルビッシュ有と松井裕樹のパドレスは、4位に順位を落とした。そして5位には、前田健太が中継ぎで奮闘しているタイガースが前回8位から大きく順位を上げた。こちらは27日時点で18勝10敗の勝率.643。ア・リーグ中地区の首位を走り、勝率はア・リーグトップに立っている。
その他の日本選手所属球団では、吉田正尚のレッドソックスが前回11位から12位にダウン。青柳晃洋がマイナー契約を結ぶフィリーズは、前回5位から13位と大きく順位を下げた。菅野智之のオリオールズも前回17位から23位に後退。菊池雄星のエンゼルスも前回21位から24位となり、小笠原慎之介のナショナルズは25位で変わらずだった。
細かな変動はあったが、開幕から1か月を経て、メジャー最強を争う構図がメッツ、ドジャース、カブス、パドレス、そしてタイガースの5チームであることは疑いもない。そしてその5チーム全てに日本人選手が所属している。レギュラーシーズンはもちろん、ポストシーズンでも日本人を中心に熱い戦いが今季も見られそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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