セパンで開幕の2023-24アジアン・ル・マンに39台がエントリー。ELMS王者も参戦へ

　ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2チャンピオンに輝いたアルガルベ・プロ・レーシングは、2台目のオレカ07・ギブソンをAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズに投入する。

　先週水曜日に公開された最新のエントリーリストによると、ル・マンシリーズのアジア選手権であるAsLMSのグリッドに並ぶクルマの台数は、従来発表の36台から39台に増加した。また、LMP2、LMP3、GT3カーで争われるGTの計3クラスすべてで変更が確認されている。

　以前からクラウドストライク・レーシング・バイ・APRとして4号車オレカを走らせる予定だったアルガルベ・プロは、自チームのバナーで25号車もエントリーすることを決定。これによりトップカテゴリーであるLMP2クラスの参加台数は11台に増加した。

　GTクラスではアテンプト・レーシングが、アウディR8 LMS GT3エボIIを2台追加し、9月にサンテロック・レーシングが2台体制で参戦を表明していたドイツのメーカーの存在感が倍増した。

　アテンプトが2台体制でのエントリーを行うにもかかわらず、このクラスの台数は以前の23台から変わっていない。これは2チームがリストから姿を消したためだ。

　そのうちのひとつは57号車フェラーリ296 GT3を走らせる予定だったケッセル・レーシングで、同チームは撤退を選択。もうひとつのバイパー・ニーザ・レーシングは当初アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3でエントリーしていたが、LMP3へのクラススイッチを行っている。

　開幕戦が“ホームレース”となるこのマレーシアのチームは、スイッチ先のLMP3クラスでリジェJS P320・ニッサンを走らせる予定だ。同クラスはチェコのブレトン・レーシングも加わったことで計5台での争いとなる。

　2023-2024年のアジアン・ル・マン・シリーズは、12月2〜3日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催される“ダブルヘッダー・イベント”で開幕した後、来年2月4日にドバイで第3戦が行われる。シーズンフィナーレは2月10〜11日にアブダビで実施されるダブルヘッダーの2戦目、ヤス・マリーナ・サーキットが舞台となる第5戦の予定だ。

■2023-2024 AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズ　エントリーリスト（10月25日付）