FIMが2022年のMotoGP暫定エントリーリストを発表。最高峰クラス24人のうちルーキーは5人

　11月16日、FIM（国際モーターサイクリズム連盟）は2022年シーズンのロードレース世界選手権における暫定エントリーリストを発表した。MotoGPクラスは今季から1チーム2名が増えて12チーム24名のエントリーが承認されている。

　ヤマハはファビオ・クアルタラロがヤマハファクトリーのモンスターエナジー・ヤマハMotoGPを継続。マーベリック・ビニャーレスがアプリリアに移籍したことで、サテライトのペトロナス・ヤマハSRTからフランコ・モルビデリが昇格してすでに2021年の終盤戦から戦っている。

　ヤマハサテライトのペトロナス・ヤマハSRTは今季限りで活動終了。WithUヤマハRNF・MotoGPチームへと変わり、アンドレア・ドヴィツィオーゾ、Moto3からダリン・ビンダーが加入する。

　スズキは来季も1チーム体制で、チーム・スズキ・エクスターとしてアレックス・リンスとジョアン・ミルが継続参戦する。

　ホンダはファクトリーのレプソル・ホンダ・チームからマルク・マルケスとポル・エスパルガロ、サテライトのLCRホンダから日本人ライダーの中上貴晶とアレックス・マルケスと4人の布陣に変更はない。

　ドゥカティは4チームにマシンを供給。ドゥカティ・レノボ・チームはフランセスコ・バニャイアとジャック・ミラー、プラマック・レーシングはヨハン・ザルコとホルヘ・マルティンが継続参戦する。

　そして、グレシーニ・レーシングがアプリリアから離れて、ドゥカティのサテライトとしてエネア・バスティアニーニ、Moto2のファビオ・ディ・ジャンアントニオを起用。また、バスティアニーニが加入していたアビンティア・エスポンソラーマはMotoGPへの参戦を2021年で終了させた。

　さらに、VR46レーシング・チームがドゥカティのサテライトとしてルカ・マリーニ、Moto2からマルコ・ベゼッチを昇格させる。

　KTMはレッドブルKTMファクトリー・レーシングからブラッド・ビンダーとミゲール・オリベイラが継続参戦。サテライトのテック3KTMファクトリー・レーシングはラインアップを一新し、レミー・ガードナーとラウル・フェルナンデスをMoto2からステップアップさせる。

　また、アプリリアは上記の通り、グレシーニ・レーシングが離れたため、アプリリア・レーシングとしてファクトリー体制でアレイシ・エスパルガロ、マーベリック・ビニャーレスが参戦する。

　ルーキーライダーはラウル・フェルナンデス、ダリン・ビンダー、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、マルコ・ベゼッチ、レミー・ガードナーの5人。2021年シーズンでMotoGPから離脱するライダーは引退したバレンティーノ・ロッシ、別の選手権で活躍するダニロ・ペトルッチ、イケル・レクオーナ、アプリリアのテストライダーとなったロレンツォ・サバドーリとなる。

　以下が2022年ロードレース世界選手権MotoGPクラスの暫定エントリーリスト。

■2022年MotoGPクラス暫定エントリーリスト チームランキング順

*はインディペンデントチームライダー