今季途中就任からわずか7試合…最下位リヨン、グロッソ監督の解任を発表

2023年12月1日(金)11時19分 サッカーキング

解任となったグロッソ監督 [写真]=Getty Images

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 リヨンは11月30日、ファビオ・グロッソ監督を解任したことを発表した。

 リヨンは今シーズンの開幕から1分3敗と低迷。リーグ・アン第4節終了時点で18チーム中最下位に沈んでいたことから、昨年10月からチームを率いていたローラン・ブラン前監督を9月11日に解任した。9月18日付でグロッソ新監督が就任したものの、チームを立て直すことはできず。就任後7試合で1勝2分4敗という成績で最下位のままとなっていた。

 これらの結果を受け、リヨンはグロッソ監督の契約解消に至る手続きを実施する決断を下したことを発表。今季2度目となる指揮官交代に踏み切ったことを明らかにした。なお、今後は暫定的にアカデミーコーチを務めていたピエール・サージュ氏がチームの指揮を執ることになる。

 現在46歳のグロッソ監督は、現役時代に左サイドバックで活躍。インテルとユヴェントスで1度ずつセリエA優勝を経験し、2007−08シーズンと08−09シーズンには黄金期のリヨンでもプレーした。イタリア代表では45キャップを数え、FIFAワールドカップドイツ2006の優勝メンバーにもなった。

 現役引退後はユヴェントスのユースチームで指導者キャリアをスタートさせた。その後はバーリ、ヴェローナ、ブレシア、シオン(スイス)で監督を歴任した。2021年3月にフロジノーネの監督に就任すると、昨シーズンはセリエB優勝と5シーズンぶりのセリエA復帰に導いた。しかし、契約満了に伴い、6月30日付で退任。その後、リヨンの指揮官を務めていた。

 古巣の指揮官に就任したものの、10月末にはマルセイユサポーターにチームバスが襲撃され、割れたガラスの破片がグロッソ監督の目元に直撃し、負傷する被害にも遭っていた。今月12日には就任後6試合目にして初白星を飾っていたが、就任から約2カ月半での解任となった。

サッカーキング

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