伝統の”四つ葉”を冠した最速SUV『アルファロメオ・ステルヴィオ クアドリフォリオ』追加

2018年12月5日(水)16時58分 AUTOSPORT web

 すでにラインオフ済みの標準ラインアップモデルに対しても「世界最高のハンドリングを持つSUV」との評価を受ける『アルファロメオ・ステルヴィオ』に、510PSの高性能エンジンと先進の4WDシステムで圧倒的な動力性能と操縦安定性を両立し、ドイツ・ニュルブルクリンクで量産SUV世界最速タイムを樹立した『アルファロメオ・ステルヴィオ クアドリフォリオ』が登場。11月28日からラインアップに追加され、受注が開始されている。


 歴代アルファロメオの高性能モデルに採用され、同社の伝統を体現する名称となっている“四つ葉のクローバー(クアドリフォリオ)”の名を冠した高性能モデルが初のSUVモデルにも採用された。


 その名に恥じない性能を証明すべく、2017年9月には世界的に名高いドイツのニュルブルクリンク北コース(1周約20.8km)でのタイムアタックに挑戦し、量産SUVとしては世界最速となる7分51秒7のラップレコードを樹立。そのパフォーマンスを支える先進のテクノロジー群が世界最高レベルに達していることを示した。


 そのモンスターSUVの心臓部に搭載されるのは2.9リッターのV6直噴ツインターボとなり、その2891ccという排気量はフェラーリのV8から2気筒を切り落とした純レーシングエンジン由来のものと聞けば、510PS/600Nmのパフォーマンスにも納得の一方、0-100km/h加速タイムが3.8秒、最高速度は283km/hという怒涛の数値を示しながら、航続走行時には気筒休止システムを用いて省燃費性能も両立させるなど、最新の技術を持つパワーユニットとなっている。


 また、このアウトプットを受け止めるトランスミッションには、最短で1000分の150秒という素早い変速時間を実現した8速ATを採用。ステアリングコラムにはアルミニウム製パドルシフトレバーを備え、レスポンスに優れた応答性を示すと同時に、エンジンやトランスミッション、サスペンションなどの設定をドライバーの好みで任意に選択できる“ALFA DNAドライブモードシステム”も搭載した。


 このALFA DNAドライブモードシステムはフロント・ダブルウイッシュボーン式、リヤ・マルチリンク式の電子制御可変式ダンパーを備えたALFAアクティブサスペンションとシャシー統合制御システムCDCと連携し、“Race”モードを筆頭とする各設定に合わせて減衰力特性が最適化され、クアドリフォリオのパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能となっている。

“ALFAアクティブトルクベクタリング”と、4WDシステム”Alfa Romeo Q4″を組み合わせた、アルファロメオ初のモデルに
510PS/600Nm、0-100km/h加速タイムが3.8秒、最高速度は283km/hという怒涛の数値を示す2.9リッターのV6直噴ツインターボを搭載
レッド仕上げのクアドリフォリオ専用スポーツブレーキ&キャリパーを備える
エンジンルームの熱を効率的に排出するエアベント付きのボンネットフードをはじめ、フロントバンパー、サイドスポイラー、リアバンパーなどが専用デザインに


 また、SUVのみならずその圧倒的パフォーマンスを支える駆動系にも最新の技術が投入されており、左右独立トルク配分機能付電子制御式リアディファレンシャル、“ALFAアクティブトルクベクタリング”と、4WDシステム“Alfa Romeo Q4”を組み合わせた、アルファロメオ初のモデルともなっている。


 今や高性能モデル必須の機能となっている“ALFAアクティブトルクベクタリング”は、前出のシャシー統合制御システムCDCと連動し、路面状況や運転操作に応じて左右後輪にそれぞれ最適なトルクを配分。電子制御式4WDシステムと相まって、スポーツ走行時でも常時最適な4輪トルク配分がなされるため、圧倒的なダイナミクス性能と操縦安全性を高次元で両立している。


 エクステリアでは、エンジンルームの熱を効率的に排出するエアベント付きのボンネットフードをはじめ、フロントバンパー、サイドスポイラー、リアバンパーなどが専用デザインとなり、ガンメタリック仕上げの20インチアルミホイールやツインデュアルエキゾーストパイプにより、その性能を誇示する佇まいをみせる。


 一方のインテリアでは、クアドリフォリオ専用スポーツレザーステアリングホイールをはじめ、専用スポーツレザー・アルカンターラシートやカーボンパネルなど、質感だけでなく手触り感にもこだわった上質なマテリアルを採用し、スマートフォン連携にも対応の最新世代Connectシステムやharman/kardonプレミアムオーディオシステムを備えるなど快適な移動空間を実現している。


 この『アルファロメオ・ステルヴィオ クアドリフォリオ』のボディカラーには、クアドリフォリオ専用色となるコンペティツィオーネレッドとトロフェオホワイトを含む全5色を設定。右ハンドル仕様で、価格は1167万円となっている。

専用スポーツレザー・アルカンターラシートやカーボンパネルなど、質感だけでなく手触り感にもこだわった上質なマテリアルを採用
運転席メモリー付き8ウェイパワーシートには、パワーランバーサポート、パワーサイドサポート、シートヒーターの機能も備わる
オーディオコントローラー付きクアドリフォリオ専用スポーツレザーステアリングにスポーツタイプメーターパネルを採用
カーボンパネルのセンターコンソールには”ALFA DNAドライブモードシステム”のセレクターが


公式サイト:https://www.alfaromeo-jp.com/models/quadrifoglio/stelvio-quadrifoglio/


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