大荒れのオランダvsアルゼンチン…FIFA規律委員会が両チームに対する懲戒手続きを開始
2022年12月10日(土)23時53分 サッカーキング
オランダ代表とアルゼンチン代表は9日、FIFAワールドカップカタール2022準々決勝で対戦した。しかし、試合はラフプレーの応酬となり、アントニオ・マテウ・ラオス主審はコーチングスタッフも含めて計18枚のイエローカードを両チームに提示。PK戦の末にアルゼンチン代表がベスト4に進出したが、試合後に両チームから不満が噴出するなど、なんとも後味の悪い結末となった。
試合をコントロールできなかったマテウ・ラオス主審だけでなく、相手ベンチに向かってボールを蹴り込んだアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデスら選手の非紳士的な振る舞いにも批判が集まるなか、FIFAは同試合に関する調査を開始。AFAはFIFA懲罰規定第12条「選手・公的関係者の不品行」および第16条「試合会場の秩序と安全」に違反した疑い、KNVBは第12条に違反した可能性があるとして、懲戒手続きを開始した。
FIFA懲罰規定第12条、および第16条の内容は以下の通り。(一部抜粋)
12.1.b「相手選手に対する、または審判以外の者に対するスポーツマンシップに反した行為については、少なくとも1試合または適切な期間の出場停止」
12.1.e「重大な反則を行った場合、少なくとも2試合の出場停止」
12.1.f「いかなる手段であれ、試合の観衆を挑発した場合、少なくとも2試合の出場停止」
12.1.i「試合審判員に対するスポーツマンシップに反する行為の場合、少なくとも4試合、または適切な期間の出場停止」
16.2「すべての協会とクラブは、以下のようなサポーターの不適切な行為に対して責任を負い、試合の開催に関して過失がないことを証明できたとしても、懲戒処分の対象となることがある」
16.2.a「競技場への侵入または侵入の企て」
16.2.b「物を投げること」
16.2.c「花火またはその他の物品への点火」
16.2.e「身振り手振り、言葉、物、その他の手段を用いて、スポーツの場にふさわしくないメッセージを伝えること」
16.2.f「損害を与える行為」
16.2.h「その他、スタジアム内外での秩序や規律を乱す行為」