「やっぱり試合に出たい」…“生き残り”懸け室屋成が静かに闘志燃やす

2017年12月13日(水)15時30分 サッカーキング

北朝鮮代表戦でA代表デビューを飾った室屋 [写真]=三浦彩乃

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「チャンスがあれば、自分が出せる力を全力で出したい」と伝統の日韓戦に意気込んだのは、初戦の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)代表戦でA代表デビューを飾った室屋成(FC東京)だ。

 初招集でA代表デビューと着実にステップアップを遂げる室屋。負傷離脱した西大伍(鹿島アントラーズ)の代替招集という形だが「日々、練習からも刺激を受けています。もっともっと成長したいと感じていますし、そういう気持ちはすごく充実しています。この遠征に参加できていることにすごく価値があるな、と思っています」と、初めての経験となる代表チームで多くを吸収することを意識しているようだ。

 現在23歳の室屋は、これまでも各世代別代表に名を連ね、長く左右のサイドバックとして世界を舞台に戦ってきた。U-17チームから共に最終ラインを支えてきた植田直通(鹿島アントラーズ)が、13日に行われた中国代表戦もA代表デビューを飾った。

「すごく落ち着いてプレーしていたし、良かったと思います。上からなんですけど(笑)」

 本来のポジションではない右SBとして出場し、好プレーを見せた植田。突如として浮上したライバルにも「スピードもあるし全然できると思います。ヘディングも強いので。俺もあれくらい強くなりたいと思いながら見ていました。驚きはないです。自分にはない部分を持っているし、自分もそういう部分は成長したいと思っています。でも、自分の長所もある。そういうところだけを考えてやっているので、あまり周りがどうとかは考えてないです」と、あまり気にかけてはいないようだ。

「前線から激しく戦ってくる」イメージを持つという韓国代表との優勝を懸けた一戦を控え、室屋は「やっぱり試合に出たいと思いました。もっと上手くなりたいと思ったし、ピッチに立たないと意味がないと感じました」と2018 FIFAワールドカップ ロシアのメンバー争いに向け、静かに闘志を燃やした。

サッカーキング

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