アトレティコが7年ぶりに首位でCL決勝Tへ! ラツィオの鎌田大地は63分から途中出場

2023年12月14日(木)7時37分 サッカーキング

後半途中からピッチに立った鎌田大地(左) [写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)・グループE第6節(最終節)が13日に行われ、アトレティコ・マドリード(スペイン)とラツィオ(イタリア)が対戦した。

 グループEでは既にアトレティコ・マドリードとラツィオの決勝トーナメント進出が決定。アトレティコ・マドリードはここまで3勝2分と無敗で駆け抜けており、ラツィオは3勝1分1敗という成績だ。最終節に勝利したチームが1位でのグループ突破を決められる、“首位決戦”の幕が上がる。

 アトレティコ・マドリードはホセ・マリア・ヒメネス、ロドリゴ・デ・パウル、アントワーヌ・グリーズマンといった面々がスターティングメンバーに並んだ。アルバロ・モラタやメンフィス・デパイらがベンチから出番を待つ。対するラツィオはルイス・アルベルト、マッティア・ザッカーニ、チーロ・インモービレとこちらも主力が先発に名を連ねた。鎌田大地はベンチからのスタートとなっている。

 試合は早い時間帯に均衡が破れる。6分、敵陣中央でセカンドボールを回収したサムエウ・リーノが左サイドからドリブルを開始。粘りを見せてボックス内までボールを持ち運び、マイナスへ折り返すと、待っていたグリーズマンが右足で冷静に流し込む。“エース”の一撃でホームチームが均衡を破った。

 対するラツィオは12分、敵陣中央でボールを引き出したインモービレの落としにザッカーニが反応。ドリブルで1人、2人とかわしてペナルティエリア手前から右足を振り抜いたが、シュートはゴール左へと外れた。

 前半も終盤に差し掛かった38分には、右サイドを駆け上がったナウエル・モリーナがデ・パウルからのパスを呼び込み、クロスボールを送る。ファーサイドへ走り込んだマリオ・エルモソがダイレクトでボレーシュートを叩き込んだ。しかし、オンフィールドレビュー(OFR)によってオフサイドポジションにいたリーノのプレーへの関与が認められ、得点は取り消しに。前半はアトレティコ・マドリードの1点リードで終了した。

 後半に入ると再び立ち上がりに試合が動く。51分、アトレティコ・マドリードは敵陣中央左寄りのスペースで前を向いたデ・パウルが浮き球ボールを供給するも、ボックス内で弾き返される。それでも、短くなったクリアボールをモリーナが頭で繋ぎ、待っていたアンヘル・コレアがバイシクルシュート。これが当たり損ねてファーサイドへ流れると、頭で繋ごうとしたボールの跳ね返りをリーノが右足で叩き込む。アトレティコ・マドリードがリードを広げた。

 敵地で苦しい展開を強いられたラツィオは63分、インモービレとL・アルベルト下げてバレンティン・カステジャーノスと鎌田をピッチへ送り出す。その後はフェリペ・アンデルソンやカステジャーノスがゴールに迫りながらも、どちらもGKヤン・オブラクに阻まれ、追い上げとはならない。

 対するアトレティコ・マドリードは73分、ペナルティエリア手前中央やや左寄りの位置でフリーキックを獲得。メンフィスが直接狙った一撃はGKイヴァン・プロヴェデルに弾かれたものの、こぼれ球にモラタが反応。しかし、シュートは枠を外れた。

 その後は決定機らしい決定機は生まれず、試合はこのままタイムアップ。“首位決戦”を制したアトレティコ・マドリードが2016−17シーズン以来となるグループ首位通過を果たした。一方、ラツィオは敗れたものの、2位で決勝トーナメントへ進むこととなる。

 なお、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)の抽選会は今月18日に開催される。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 2−0 ラツィオ

【得点者】
1−0 5分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
2−0 52分 サムエウ・リーノ(アトレティコ・マドリード)

サッカーキング

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