アストンマーティンF1が名称変更、アラムコが独占タイトルパートナーに。ホンダと協力し新PU規定への準備に取り組む
2023年12月15日(金)7時55分 AUTOSPORT web
アストンマーティンF1チームは、世界有数のエネルギー・化学総合企業アラムコとのパートナーシップ契約を延長し、2024年のチーム名を『アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム』に変更することを発表した。
2021年に、元レーシングポイントがアストンマーティン・ブランドでF1活動をスタート。この年は『アストンマーティン・コグニザントF1チーム』、2022年からは『アストンマーティン・アラムコ・コグニザントF1チーム』の名称でエントリーしていた。
12月14日、アストンマーティンは、アラムコとのパートナーシップを5年延長し、同社が唯一のタイトルパートナーになり、2024年1月1日からチーム名を『アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム』に変更すると発表した。
両者の契約は、F1に次世代パワーユニット(PU)が導入される2026年以降にわたるものとなる。アストンマーティンは、ホンダと2026年以降のパワーユニット契約を結んでおり、チームは「2026年からアラムコは、先進的な燃料および潤滑剤を提供するため、チームの新たなワークスパワーユニット・エンジン・パートナーであるホンダとともに、最先端の技術をチームにもたらす意向だ」と述べている。
アストンマーティンF1チームのエグゼクティブチェアマン、ローレンス・ストロールは、「アラムコとの成功を収めたパートナーシップを継続し、強化できることを心から誇りに思う」とコメントした。
「我々はすでに重要な戦略的関係を築いており、彼らが今後5年間、タイトルパートナーとしてチームをサポートしてくれることは、我々が野心を共有していることを明確に示している」
「2022年以来、彼らはアストンマーティンのF1の旅路において重要な役割を果たしてきた。彼らの貢献は今後数年において、より重要なものになるだろう」
「2026年にホンダとのワークス・パワーユニット・パートナーシップを開始する。先進的な燃料の開発をはじめとする、いくつかの重要な構想に、共同で取り組んでいく」
アメリカを拠点とするビジネステクノロジー企業コグニザントは、2024年からはアストンマーティンF1チームのタイトルスポンサーではなくなるが、今年の10月、複数年にわたるパートナーシップについて合意し、グローバル・テクノロジー・サービス・パートナーを務めることが発表された。