リヨン、仏杯で暴動のサポ非難…犯人特定まで全ファングループをアウェイ戦出禁に

2021年12月18日(土)21時14分 サッカーキング

パリFCのサポーターと衝突したリヨンサポーター [写真]=Getty Images

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 リヨンは18日、17日に行われたクープ・ドゥ・フランス9回戦パリFC戦で発生したトラブルに関して、クラブ公式サイトに声明文を掲載した。

 同試合では1−1で迎えたハーフタイム中にサポーター同士が衝突。スタンド上で発煙筒などの危険物が飛び交い、ファンのピッチ乱入もあったため、試合はそのまま再開されずに中止となった。



 リヨンは最新の声明を通じて、「パリFC戦で発生したすべての暴力を改めて強く非難します。フランスサッカーが前例のない危機に直面している今、このような事件は容認できるものではなく、我々のスポーツに深刻な脅威を与えています」と、問題行動を起こしたサポーターを強く非難。犯人特定のため捜査当局に全力で協力していることを明かした。

 また、リヨンは今後の対応について、次のように説明している。

「リヨンはすべての責任を負い、所属するクラブにかかわらず、関係者を処罰することをすでに極めて強く決意している。したがって、関係者が特定され次第、関係するリヨン・サポーターを含め、最も厳しい措置を講じる予定です。スタジアムへの入場禁止を含む最大限の制裁を、力強く、断固として適用します」

「この観点から、追って通知があるまで、また犯人特定の目処が立つまで、リヨンはすべてのファングループのアウェイ戦への移動を禁止することを決定しました」

 今季のフランスサッカー界ではサポーターによる問題行動が多発している。8月22日に行われたリーグ・アン第3節ニース対マルセイユでは、観客席から投げ込まれたペットボトルがマルセイユのMFディミトリ・パイェに直撃したことに端を発して、サポーターと選手が衝突。後にニースは勝ち点「−1」(※再び問題が発生した場合はさらに−1)の処分を受けていた。

 また、11月21日に行われたリーグ・アン第14節リヨン対マルセイユでも、観客席から投げ込まれたペットボトルがパイェの頭部に直撃。試合は開始5分で中止が宣言され、リヨンは勝ち点「−1」の処分を受けることになった。

 このほかにも、9月18日に行われたリーグ・アン第6節RCランス対リール戦、9月22日に行われたリーグ・アン第7節アンジェ対マルセイユ戦、同日に行われた第7節モンペリエ対ボルドー戦などで、ピッチ内外でサポーターによるトラブルが発生していた。

サッカーキング

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