アーセナルの2選手がリーズサポーターから人種差別被害…犯人は逮捕され、生涯出入禁止に
2021年12月19日(日)12時32分 サッカーキング
同日の試合でリーズはアーセナルと対戦。試合はU−23ブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリの2ゴールなどでアーセナルが4−1の勝利を収めた。しかし、アーセナルのベンチに居たDFロブ・ホールディングが、この試合の第4の審判であったジョン・ブルックス氏に人種差別があったことを報告。それを受け、この試合を裁いたアンドレ・マリナー主審は前半33分に一度試合を止めていた。
リーズの公式サイトでは、「リーズ・ユナイテッドでは人種差別は容認されず、人種差別的な言葉を使っているサポーターはリーズ・ユナイテッドのすべての試合で生涯禁止の対象となる」と伝えている。
また、イギリスメディア『The Athletic』によると、被害を受けたのはコートジボワール代表FWニコラ・ペペ、U−21ポルトガル代表DFヌーノ・タヴァレスの2選手であり、リーズサポーターの前でウォーミングアップをしていた際に起こったと報じている。
この件に関して、アーセナルのミケル・アルテタ監督は以下のようにコメントしている。
「残念ながら、スタジアムの管理者に報告されたことを確認した。当局はそれに対処するはずだ。ベンチに座っていた選手の1人(ホールディングを指していると思われる)が、その発言を聞いた。発言した人が誰だったのか正確には分からない。そういう訳で、彼らはインタビューを受けなければならない。1人の人間だったし、一個人のためにスタジアム全体を罰するメリットは無いと思う」
リーズのマルセロ・ビエルサ監督も、この試合をイギリス国内で放送した『スカイスポーツ』のインタビューで、この件に言及。「もちろん、私は全ての差別行為に反対だ」とコメントしている。