一気に衰退…ワイドショーが大改編へ 求められる人材とは?
2021年1月30日(土)7時0分 tocana
ワイドショーの大改編が行われる。 日本テレビは2021年4月からは『ZIP!』に水卜麻美アナ、 『スッキリ』には岩田絵里奈アナ、『真相報道バンキシャ!』 には桝太一アナが就任することを発表。フリーの福沢朗が外れることになった。またフジテレビは
「 とくダネ!」を終了させTBSも「グッとラック!」 が打ち切りでMCの小倉智昭と立川志らくも交代となった。 大リストラ劇と大変革はなぜ起こったのだろうか。
「経費削減で自社のアナウンサーを使う傾向にあります。 昨年の春以来、社会情勢が悪くなったことで、CM出稿量や単価が大きく下がり、 テレビ局を取り巻く環境は悪化しています。 ギャラが高い大物司会者のリストラを進める一方で、 余計なギャラがかからない局アナでやりくりする方針に切り替えて います。 これからますます経費削減によって局アナが活躍する場が増えてい くでしょう」(テレビ局スタッフ)
時代の変化も大きいという。
「以前のワイドショーのスタイルは、事件リポーターや芸能リポーターがジャニーズなどのアイドルや芸人のスキャンダルをガンガン現場に取材に出向いて追っかけ回す限界ギリギリガチンコのコーナー作りをしていました。ところが近年、取材姿勢を批判されコンプライアンス問題が噴出してその手法は一気に衰退してしまいました。 現在ではパネルを使ったスタジオトークがメインの番組構成になっています。
生活や防災といった情報を正確に伝える必要性が出てきたことから進行するMCの腕とコメンテーターの質が視聴率に直結する時代になりつつあります。そのため自己主張したりテンポの遅いMCは駆逐されつつあります。そういった事情もあり進行役のプロである自局のアナウンサーや司会が上手なタレント、鋭い分析ができる解説者が重宝とされていますよ」(前出の同)
冬の時代に突入したことで、テレビ界は新時代に移行している。