つら~い「天気痛」、その対処法は?
2025年2月3日(月)10時3分 マイナビニュース
大正製薬が運用する健康情報サイト「大正健康ナビ」では、1月29日に「天気痛」を新着公開した。
天気痛とは、雨や台風が近づくと頭痛がする・めまいがする・古傷が痛むなど、その人がもともと抱えている慢性的な不調が、天気に影響されて現れるもので、特に「気圧の変化」が大きな引き金になる。
気温や湿度の変化とは違い、気圧の変化はなかなか体感することができないが、実は私たちの体には、およそ15トンもの気圧がかかっているという。
私たちが気圧を感じ取るセンサーは、耳の奥にある内耳。内耳の前庭神経(ぜんていしんけい)は平衡感覚をつかさどる神経で、体の傾きや回転を脳に伝える役割があるが、気圧もここで感じ取っている。
天気痛は気圧の変化に内耳が過剰に反応し、その情報が前庭神経を介して脳に伝わることをきっかけに起こる。そのため内耳が敏感な人は気圧の変化によるストレスが大きく、不調が起こりやすいといえる。
天気痛の対処法として、耳を温めるのが効果的とのこと。耳の周りの血行が悪くなると、天気痛が起きやすくなるそう。耳の後ろにあるツボ「頭竅陰(あたまきょういん)」「完骨(かんこつ)」「翳風(えいふう)」のあたりを温めたり、マッサージしたりするのを同社は推奨している。
また、「くるくる耳マッサージ」もおすすめで、耳と耳の周りの血行をよくし、自律神経を整えることにもつながるという。