老齢年金を繰り上げ受給しています。しかし障害者になってしまい障害年金を申請したのですが、受給できないと言われました。どうして?

2025年2月9日(日)18時30分 All About

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、老齢年金の繰り上げ受給をしている方からの「障害年金」についての質問に専門家が回答します。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。
今回は、老齢年金の繰り上げ受給をしている方からの「障害年金」についての質問です。

Q:老齢年金を繰り上げ受給しています。しかし障害者になってしまい障害年金を申請したのですが、受給できないと言われました。どうして?

「私は、老齢基礎年金、老齢厚生年金を繰り上げで受給しています。しかし障害者になってしまい(1級)障害年金を申請したのですが、受給できないと言われました。理由は分かりません。どうしてでしょうか?」(カツヤ)

A:老齢年金を繰り上げ受給すると障害年金は受け取れません

老齢年金を繰り上げ請求した日以後は、障害基礎(厚生)年金(事後重症などによる請求も含む)は、受給できません。
相談者「カツヤ」さんは、すでに老齢基礎年金と老齢厚生年金を繰り上げ受給しているとのこと。老齢年金(老齢基礎年金と老齢厚生年金)を繰り上げ請求した後は、繰り上げ請求を取り消しすることはできませんので、障害年金は受給できないということです。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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