【米価高騰】スーパーのコメが高すぎて手が出ない → Amazon最安「パックご飯」を買った方が安いのではないか? 比べてみた結果…

2025年2月10日(月)14時30分 ロケットニュース24

米の価格がシャレにならないことになっている。野菜高騰でキャベツなども高くなっているが、それとはちょっと比較にならないくらいヤバイ。

以前だったら10kg相当の値段で、5kg程度しか買えなくなっているのだ。体感的にほぼ倍である。もはや安いパックご飯を買った方がいいのではないか? 試しに比較してみた。

・コメ高騰
あくまで私(あひるねこ)の生活圏内においての話だが、ここ最近はスーパーで精米5kgが安くても3000円台後半〜4000円くらいだ。

あまりにも高くて驚くが、ネット通販だと4000円以上がもはや当たり前になっているので、まだスーパーで買った方が安いということになる。ただ……

安い米は、やはり常に品切れ状態が続いている模様。私が確認できた限り、最安は5kgで3800円ほどだが在庫はなし。先日購入した米は5kgで3974円(税込)だった。これでも売り場の中では安い方だ。

パックご飯はアマゾンにて購入。2025年2月5日時点での最安はアイリスオーヤマ『低温製法米のおいしいごはん』(180g×10個)で、価格は近所のスーパーよりも安い1193円(税込)だった。

これらの米とパックご飯、どちらが安いか比較にするには、それぞれ1gあたりの価格を計算する必要がある。結果は以下の通り。

・5kg(5000g)で3974円の米:1gあたり約0.79円
・1800gで1193円のパックご飯:1gあたり約0.66円

な、何ィィィィィィイイイイ! パックご飯の方が安いィィィィィィイイイイ!! こっちの方がお得ゥゥゥゥゥゥウウウウウウ!

とはならないのでご注意を。

・炊きあがった状態で比較
農林水産省によると、一般的に米は炊飯すると約2.2〜2.3倍の重さになるそうだ。つまり、5kgの精米が炊きあがった時の重さは11〜11.5kgということになる。

その場合、1gあたりの価格は……なんと約0.32〜0.35円! 仮に精米をパックごはん1個の容量と同じ180gになるよう炊いたとしよう。その時の両者の価格を比較すると……

・炊いたごはん約180g:約58〜63円
・パックごはん1個180g:約119円

さらにここに電気代も上乗せしてみる。各メーカーが発表しているデータを見る限り、一般的なIH炊飯器の電気代は1回あたり約5円と考えてよさそうだ。

一方、パックごはんを温めた時の電気代だが、ちょうど我が家の電子レンジは使用後に金額が表示されるので試してみよう。

600Wで2分温めると……

約1円だった。

これら数字を、先ほどの金額に加算するとこうなる。

・炊いたごはん約180g:約63〜68円
・パックごはん1個180g:約120円

米価高騰中でも、精米を炊いた方がパックご飯より圧倒的に安い(半額近い)という結果になった。

とはいえ、炊飯器を使う場合は水道代や洗い物、片付けの手間、何より炊飯時間がレンジと比べて大幅にかかるワケで、そう考えると以前よりも高コスパとはハッキリ言い切れないような気が個人的にはしている。

・備蓄米放出へ
江藤拓農林水産相は2025年2月7日、米価の高騰を踏まえ、政府備蓄米の放出をできるだけ早期に実施する考えを表明した。『Yahoo! ニュース』によると、早ければ今週中にも数量や価格などの詳細が公表されるそうだ。

供給量が増えることで、果たして店頭価格は下がるのか? 庶民にとってはあまりにも切実な問題である。今後の動向に注目したい。

参考リンク:Amazon、農林水産省、Yahoo! ニュース
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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