【時計解説】5,000万超のロレックスがヤフオクで落札、そのモデルは一体?
2025年2月19日(水)17時19分 マイナビニュース
高級腕時計の代表格として、多くのファンを持つロレックス。その人気は新品だけではなく、現在は販売していないモデルが数多く取引される中古市場でも根強い。
そこで今回はオークファンプロPlusを使って、ヤフーオークションで2025年1月中に取り引き去れたロレックスの商品(最低金額8万円以上)を価格順にランキング化。最も高額で取引されたモデルと、その特徴を解説する。
2025年1月中に8万円以上で取引されたロレックスの商品は合計678点。平均取引価格は52万9,778円だった。
中でも高額取引価格を記録したモデルは次の3本。「オリジナル ロレックス コスモグラフ DAYTONA ROLEX 6239」(5,000万1,000円)と「ロレックス デイトナ メンズ 自動巻き 腕時計 グリーン文字盤 金無垢 116508」(1,345万4,546円)、そして「ロレックス サブマリーナ V番 116618LB V324052 18K/750 ブルー文字盤 AT KMR ABC 0005214 10JWT」(399万3,000円)だ。なお、ここで取り上げている商品名は基本的に出品時の表記に沿っている。
圧倒的に高額だった「コスモグラフ デイトナ 6239」。どんなモデルなのか、時計ジャーナリストの渋谷康人氏に解説してもらった。
「1963年から70年まで生産された『初代デイトナ』は、文字盤に初めてアメリカ・フロリダ州にある有名なサーキット、1959年にオープンしたデイトナ・インターナショナル・スピードウェイにちなむ『DAYTONA』の文字が入った記念すべきファーストモデル。手巻きで、ムーブメントはクロノグラフ・ムーブメントの名門メーカー・ヴァルジュー社の名作『Cal.72』をロレックスが改良したものを搭載。1950年代から同じ仕様でも『DAYTONA』の文字が入っていない『プレ・デイトナ』と呼ばれるモデルも存在しましたが、この初代デイトナもプレ・デイトナもコレクター垂涎の希少モデル。そのため、この価格になるのは仕方がないでしょう。コンディション次第では、もっと高額になるケースもあります。」