【実食レポ】なか卯の期間限定メニュー「漬けブリ丼」がウマすぎる! 最後はお茶漬けにして食べる愉悦

またひとつ、めちゃうまグルメを発見してしまった……。う〜ん、これはいい。「これを食べなきゃ冬は終われない」とさえ思えるほど気に入った。そのグルメとは……そう、なか卯の「漬けブリ丼」である。
脂のりのいい九州産のブリを使ったというこの期間限定メニュー、ぜひ提供期間中に食べてもらいたいので、その魅力を全力プレゼン!
○「漬けブリ丼」がウマすぎる! 最後はゆず出汁で“お茶漬け”に
丼ぶりと京風うどんがウリの「なか卯」。広い意味で言うと、ジャンル的には「丼チェーン」のひとつとして、主に牛丼チェーンと同じ並びで語られることが多いように思う。
だが、そんな丼チェーンの中でも、なか卯のみが持つ“武器”があることはあまり知られていない。というか、みんな無自覚でいるといったほうが正しいかもしれない。そう、実はなか卯は丼チェーンとしては類を見ないほど“鮮魚”に強いのだ。
常に海鮮系メニューがあるわけではないかもしれないが、毎回バズっている「いくら丼」を筆頭に、定期的においしい海鮮丼を世に放ってくる。それがなか卯というチェーン店なのである。おそらく、回転寿司チェーン「はま寿司」を擁するゼンショーグループの強みがここで活きているのではないかと睨んでいるが、真相はまだわかっていない。
そんななか卯が今現在、展開しているのが……
「漬けブリ丼」。小盛(890円)、並盛(920円)、そしてブリ2倍、ごはん大盛の「特盛」(1,520円)もラインナップしており、さらには「漬けブリ丼 ゆず出汁セット」(並盛で1,020円)なるものも用意されているという。ゆず出汁セット……おそらく、お茶漬けみたいにして食べるやつかしら?
よし、ここはまず、「漬けブリ丼 ゆず出汁セット」の並盛を試してみよう。
到着。うわわわわ……
艶めいとる……。ツヤッツヤや……。しかも、ブリの量がスゴいぞこれ。ぎっしり敷き詰められてる感じがする。
そしてもうひとつ、気になるのは……
これ。中身を確認してみると……
おおっ、ゆずが浮いてる! あっ、なんか芳醇ないい香りが漂ってくるゾ……。できれば今すぐかけたいけど、まだ我慢。まずはベーシックな漬けブリ丼の味わいを確認しよう。
まずはひと口……いただきます!
うっっっっっっ……!!!! ウマッッッ……! 想像のさらに上をいくウマさなんだけど!?
見た目がツヤッツヤで相当美味しそうだったから、「これはかなり美味しいだろうな」とハードルも高めにして臨んだというのに……ウマい! これはマジでウマい!
脂がのった九州産のブリはシャキッとした食感が素晴らしく、臭みのようなものもまったくなし。ただただ上質なブリの旨みが存分に味わえる。
そしてこの漬けダレがまたハンパじゃないんだけど……。味付けがマジでめちゃくちゃいい。抜群にキマってる。なか卯は、いつの間にこんなスキルを身につけていたんだ? と聞きたくなるほど味わいが完成されているのだ。
“なか卯特製ダレ”に漬けているらしいが、このコク。この深み。この甘み……ご飯泥棒、見つけたわ。お米の値段が上がっているっていうのに、こんなにご飯がススム漬けダレを作るのは反則でしょ。うわ〜、うめぇ……。
別添えのわさびをつけて味変するのもすごくいい! なか卯特製ダレの甘みにピリッとした刺激が加わり、ブリの旨みを一層引き立ててくれている印象だ。別途、醤油皿もついてきたけど、これに醤油をかけるなんてちょっともったいない気がする。それくらい、初期設定の完成度が高い。
それでは、残り3分の1くらいになったところで……
ゆず出汁を投入。うわっ、もうやばい。上品な香りがたまらん……!
それでは……いただきます!
うっ…………ま…………。ウマ〜…………!!!! うわ〜、ウマいわ〜……。そうか! いや、そりゃそうか。なか卯はうどんで出汁を極めてるんだもんな……。
ものすごく風味の豊かな黄金の出汁の旨みとブリの旨みが混じり合い、マリアージュし、互いに互いを引き立て合っている感覚。魚介同士だから当然なんだろうけど、めちゃくちゃ合うわ。最高にウマい。漬けダレの味ともまったく衝突していないし、これはたまらないわ〜。
ゆずの風味も効いてるから、食べ終わりはかなりさっぱりしているし、このバランス感のよさは絶妙。出汁は熱々で、そのまま飲んでもめちゃくちゃウマい。いや、すごく贅沢なもの食べてる感じがする。付け合せのお新香も箸休めにピッタリだ。
今後、ブリは全部こうして食べたい。うっかりそう思ってしまうくらい仕上がったこの「漬けブリ丼」。ぜひ冬のうちにご賞味あれ!