【高校受験2019】埼玉県公立高入試<数学>講評…昨年同様の難易度

2019年2月28日(木)16時52分 リセマム

【高校受験2019】埼玉県公立高入試<数学>講評…昨年同様の難易度

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平成31年2月28日(木)、平成31年度(2019年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜が実施された。全日制の入学許可予定者数3万7,640人に対し4万3,586人が志願し、志願確定倍率は1.16倍だった。リセマムでは、スクール21の協力を得て、学力検査「数学」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

<数学>講評(スクール21 提供)

 大問は昨年と同じ4問構成でした。例年同様、取り組みやすい問題が多かった一方で、学校選択問題との共通問題も少なからずあり、全体的には昨年同様の難易度だったと思われます。

大問1 小問集合
 全11問のうち、(1)〜(9)は基本的で取り組みやすい問題だったと思われます。(10)は2乗に比例する関数についての、正確な知識を要求される問題。(11)1 はテープの長さについての規則性の問題。2 は1つの式から2つの未知数を求める問題で、このあたりで差がつきやすかったと思われます。

大問2 小問集合
 (1)は標本調査の代表的な問題でした。(2)では点Pから底面BCDに垂線を下ろし、相似を利用して体積を求める点がポイントでした。

 (3)の105°の作図は学校選択問題との共通問題でした。60°と45°の作図を合わせるやや難しい作図でした。(4)では、平行四辺形であることの証明でした。平行四辺形が成立する条件をきちんと覚えているか問われた問題でした。

大問3 座標幾何(学校選択問題と同一)
 (1)は解きやすい問題でしたが、(2)は高さが等しい2つの三角形の面積比を、底辺の長さの比に置き換えて考えることがポイントでした。

大問4 平面図形(学校選択問題と同一)
 (1)は基本問題でした。(2)1 は2つの点が折り返して重なる(線対称である)ことを説明する難問。(2)2 はおうぎ形から切り取る図形の求積が難しかったと思われますが、(2)1 、2 いずれも(1)同様、三辺の比が 1:2:√3の直角三角形の性質を多用する問題でした。
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 このレポートは平成31年2月28日(木)に速報としてスクール21により作成されたもの。

 スクール21は、平成31年3月16日(土)から3月24日(日)までの期間、スクール21入試情報情報センター主催の「春の入試情報イベント2019」を開催する。おもに新中学3年生とその保護者が対象の「高校入試報告会」と、浦高・一女・大宮進学を希望する新中学3年生とその保護者が対象の「県立御三家入試報告会」を実施予定。申込方法や開催場所などの詳細は、スクール21のWebサイトで確認できる。

協力:スクール21

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