「イギリスで一番ヤバイ囚人」が釈放へ! しかし塀の中にはさらに凶悪な“爆弾男ビル”が…元受刑者の発言に英国激震

2023年3月2日(木)20時0分 tocana

「イギリスで最も暴力的な囚人」の釈放が近づいている。しかし実はそれよりもさらに凶暴で凶悪な囚人の存在が浮かび上がってきたという。ある受刑者によればその囚人は存在そのものが“爆弾”であるというのだ——。


ブロンソンよりも恐ろしい“ビル・ザ・ボム”とは

「イギリスで最も暴力的な囚人」と評されているチャールズ・ブロンソンの仮釈放の聴聞会が3月中に予定されているといわれている。


 暴行と強盗で2度の禁固刑が課せられたブロンソンはアンダーグラウンドのボクサーであり、刑務所内で暴力沙汰が絶えないことから何度も刑期が伸びていて、所内では誰もが恐れる存在となって今日に至る。


 一度は無期懲役を言い渡されたブロンソンだったが、近年は大人しく過ごしていたようで、3月にも仮釈放の聴聞会が行われる予定であるという。釈放されたとしてもすぐに戻ってくるようなことにならなければいいのだが……。


 ブロンソンが釈放される日を決して少なくない者が恐れているのかもしれないが、イギリスにはまだまだ凶悪な囚人が檻の中にいるという。それはブロンソンの比ではないというのだ。


 英・ニューポートにある「パークハースト刑務所」の受刑者であったフィル・カリーは、服役中の刑務所で出会った“ビル・ザ・ボム(爆弾男ビル)”ことビル・ウィリアムズについてメディアに語っている。ビルはカリーがこれまでに会った刑務官の中で「最も恐ろしい、威圧的な男」である。


「ビル・ザ・ボムは、私が今まで会った中で最も恐ろしく、威圧的な男でした。彼はおそらく私が刑務所で会った中で最も苛烈な男でした。誰もが彼を恐れていました」(フィル・カリー)


 カリーによれば、ロンドンのカニングタウン出身の元ボクサーであるビルは、モハメド・アリのように強烈なパンチを繰り出して戦うという。さらにカリーはビルは激高しやすい性格で「常に麻薬を探し」ていて、マフィアの「アリフファミリー」によって「支配されていた」と説明している。


ブロンソンの仮釈放は近い

 そしてカリーはパークハースト刑務所でチャールズ・ブロンソンとも会っている。ブロンソンは暴力沙汰を起こす度に別の刑務所に送られ、たらい回しにされていた時期があったのだ。


 その時のブロンソンは恨みをかった囚人から刃物で背中を刺される事件があり、カリーはその一件を「とても悲しい」ことであったと振り返っている。


「チャーリー(・ブロンソン)とは異なり、ビルはボス(アリフ)のことがけっこう好きでした。そしてアリフは彼を支配する要素を持っていたと思います」(フィル・カリー)


 カリーはビルはファミリーによって「支配されていた」と説明する。


「ビルは何をしでかすか分からない危険人物かもしれませんが、彼ら(アリフファミリー)は彼をコントロールできています。しかしチャーリーに関しては、誰も彼を本当にコントロールできなかったと思います」(フィル・カリー)


 凶暴なビルについてはしばらくは檻の中にいるようだが、ブロンソンは出所の可能性が大いに高まっている。ブロンソンは3月にも仮釈放委員会と公式の面会が予定されているのだ。


 1999年1月にブロンソンは刑務所内で文民教育職員を人質に取った事件を起こし終身刑を言い渡されたのだが、2020年6月に高等裁判所は、彼には自由を求めて訴える権利があるべきとの判決を下したのだ。はたして3月以降、ブロンソンは釈放されることになるのだろうか。そしてブロンソンよりも凶悪であると受刑者が語るビル・ウィリアムズの今後も気になるところだ。


参考:「Daily Star」ほか

tocana

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