近視矯正の新たな選択肢「眼内コンタクトレンズ(ICL)治療」とは? - 認知率は34%

2025年3月10日(月)9時54分 マイナビニュース


スターサージカルは3月6日、近視矯正治療と近視に関する意識調査の結果を発表した。調査は2024年12月20日〜12月23日、全国の20〜40代男女のうち、視力(両眼の平均)が1.0未満の300名を対象にインターネットで行われた。(レーシック、オルソケラトロジー、ICLを実施済みの人、近視以外の眼疾患で通院中の人は除外)
○近視が気になる人の改善への期待や不安・困りごと
近視の人に現在の気持ちを聞く質問では、「とてもそう思う」「まあそう思う」を合わせた割合が高かったトピックは1.災害時の不安、2.花粉症、3.ドライアイ、4.わずらわしさという結果となった。
とりわけ、「災害時のコンタクトレンズや眼鏡についての不安をなくしたい」について「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答したのは57.7%(全体の半数以上)だった。
○災害時の備え
災害が起こる可能性・危険性を「とても感じる」「やや感じる」と回答した人の合計は54.0%となり、災害の可能性・危険性を感じている人は5割以上だったが、災害への備えができているかとの質問に対して「十分できている」「ややできている」との回答は33.6%であり、実際に備えができている割合は3割程度に留まった。
眼鏡・コンタクトの使用者231名に対して、災害時の眼鏡やコンタクトの備えについて不安を感じるかと質問したところ、「とても不安を感じる」「やや不安を感じる」と回答した人の合計は55.8%となり、半数以上が不安を感じているという結果になった。
眼鏡・コンタクトの使用者231名に対して、災害時の眼鏡やコンタクトの備えとして実施していることについて、例を挙げて質問したところ、例に該当するような対策を行っていない人が43.7%と4割を超えた。もっとも多く実施されているのは「枕元のすぐ手に取れるところに眼鏡・コンタクトを置いている(32.9%)」だったが、各対策を行っている割合は1〜3割に留まった。
○ICLの認知度
今回の調査では、「以下の視力矯正の方法についてご存知ですか」という問いに対して、レーシックを「知らない、聞いたことがない」人は15.7%なのに対し、ICLでは66.3%となり、約3人に2人はICLについて名前も知らず、レーシックの認知度とは大きな乖離があるという結果になった。
ICLについて「知らない、聞いたことがない」と回答した人を除く101名に対して、ICLとレーシックの特徴を示し、ICLの特徴として正しいかどうかを○か×かの2択問題で聞いたところ、平均正答数は8問中3.64問(45.5%)と、ランダムに回答した場合の期待値をも下回る結果となり、ICLとレーシックの特徴について混同している人がほとんどであることが示された。
○眼内コンタクトレンズ(ICL)治療とは
眼内コンタクトレンズ(ICL)治療とは、角膜を削らずにレンズを目の中に入れて視力を矯正する治療法のこと。インプランタブルコンタクトレンズ(Implantable Contact Lens)を略してICLと呼んだり、フェイキックIOL、有水晶体眼内レンズ、眼内コンタクトレンズと呼ばれることがある。ICL治療は、現在世界75か国以上の国々で300万枚を超える実績があるという。また、必要に応じてレンズを取り出せるので、手術前の状態に戻すことが可能となる。

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