パチンコでいらない演出は? 「チャンス!?」「点滅保留」などが挙がるが......

2022年3月18日(金)22時55分 キャリコネニュース

画像はイメージ


今やユーザー数も年々減少し、新規客層も入ることなく、ずっと同じ人がやってるようなニッチな趣味となったパチンコ。
ユーザーが増えないということは、それだけ少ないパイをホールもメーカーも奪い合うという形になり、ライバルに追いつけ追い越せとばかりに、同じようなお店。同じような台ばかりになりがち。


特に機種に関しては、既にイロモノメーカーはある程度は淘汰された感も久しく、今となってはどのメーカーの出す台も基本的には似たような仕組みとなっている。


だからこそ、違うメーカーの全然別の台を打っててもユーザー的には「あ、これはこういうことか」と納得しやすい土壌は形成されているので、別に悪い部分ばかりではない。むしろ説明書不要で遊べるという意味では、メリットと言ってもいい。


ただし作りや大当たりまでのチャートが似通ってくるとなると、ユーザー目線では「不要」とみなしがちな演出まで似通ってくる。今回は、そういういらない演出についての話をしていきたい。(文:松本ミゾレ)


パチンコの「チャンス」は全然熱くない?



先日、2ちゃんねるに「三大パチンコでいらない演出『チャンス!?』『青同色図柄』『点滅保留』」というスレッドが立っていた。スレ主は他にも、激熱図柄チラ見せ、というのも挙げている。


パチンコをしない人にとっちゃ何のこっちゃという話だろうけども、1つずつ説明していきたい。まず「チャンス」というのは世間一般で言えば好機を意味するが、パチンコの場合は「チャンス」表記って全然熱くないというのがおおよその相場。チャンスの上に激熱があり、激熱の上に確定がある、と考えていただければ。


次に「青同色図柄」。これは通常大当たりを示唆するもので、大当たりを連チャンさせることで出玉を加速するパチンコでは、大体赤図柄とか、金図柄が歓迎される。青図柄だと単発で終わることがほとんどなので「せっかく当てたのに」とガッカリしやすいのである。


もっとも、これは演出ではなくて自分で引き当てた当たりが悪い方に傾いたというだけの話なので、これを恨むのは筋違いなんだけど。


そして「点滅保留」。パチンコは、中央のチャッカーに玉が入ることで1回の抽選を行う。この抽選の際に保留ランプが点灯するんだけども、これが点滅してるときがある。でも別にチャンスってこともなく、基本的には全然大当たりには絡まない。それを嫌がるユーザーは結構いるということだ。ただ、点滅=大当たりみたいな台もあるので、機種にもよるところ。


もはや気にしても仕方ないので無視しよう!


冒頭で書いたように、今は遊技台のシステムや大当たりまでのチャートはどのメーカーの機種も似通っていて、それゆえに弱点も共通しているもの。大手メーカーの遊技台となると先ほど挙げた3つのいらない演出は、大抵出てくる。


なのでいちいちそれらにイライラしても仕方がないんだけど、そうは言っても全然熱くないのにそんな演出ばかり出てしまえば、そりゃあユーザーも怒るものかもしれない。僕もパチンコをするが、基本的に演出にはあんまり興味がなくて、ずっとチャッカーとか玉の動きを見てイライラしてしまうタイプ。


そういう人間なので、この上液晶にまで目を向けると、イライラポイントが多過ぎちゃって収拾がつかなくなる恐れがあるのだ。だから気にしないようにしている。気にしないように、興味がないように、しているのである。


ここ数年、遊技台ごとにユーザーが演出の発生頻度や大当たりに絡む確率までを設定できるようになった機種がしばしばある。


カスタム機能なんて呼ばれているが、大当たり確率までは変わらないものの、演出面で大当たり占有率は自分で調整できるので、弱い演出が見たくない人は自分でカスタムするケースも多い。


たとえば点滅保留が出たら大当たり期待度がかなり高いとか、演出そのものの発生頻度を極端に下げるとか、そういうことは出来るようになっている。あとは音量や光量の調節も可能な機種もだいぶ増えてきた。不快要素を自分で削減できるようになった、とも言える。


とは言え、こんな時代に未だにパチンコなんかしている人たちというのはパンチの利いたギャンブル依存症が大半なので、あんまりこういうカスタム機能も意味はない。


それどころか、カスタム機能を活用して演出を自分でコントロールすることによって、任意の演出が出た瞬間にアドレナリンを大放出するトリガーとして使ってる人もいる。ギャンブルに狂った人間というのは、何が何でも脳から汁を出そうとするわけだ……。

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