communicationにあってspeechにないものって?小学生7割が間違える英語クイズに挑戦

2024年3月27日(水)9時45分 リセマム

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英語の早期教育を行う際、子供が楽しんで学べるように、ゲームやパズルのように英語に慣れ親しんでいく必要がある。

 筆者(全国で教育支援事業を行っている 東大生集団 カルペ・ディエム代表 西岡壱誠)は『小学英語 クイズ&パズル100: 英語で遊んで、英語が好きになる!』(くもん出版)を上梓した。これは、英語に触れたての小学生たちが楽しく解ける問題を用意し、英語を勉強してもらうというものである。本記事ではその中から、特に正答率が低かった英語クイズを紹介したい。

英語の「あるなしクイズ」に挑戦
 ここで紹介するのは「あるなしクイズ」である。日本語でもよく出題されるが、「ある」の組に入っているものと「ない」の組に入っているものを見比べて、「ある」の方にあるものの特徴を当てるというものである。この問題では、英単語3つをよく見てもらって、その英単語に共通する特徴を当てるというものだ。

 たとえば、chair(椅子)、year(年)、farm(農園)にあって、table(机)、month(月)、field(土地)にないもの、と考えると、chairには「hair=髪」、yearには「ear=耳」、farmには「arm=腕」が入っているため、「ある」のグループの単語は単語の一部に体を表す単語が入っていることがわかる。

 さて、そんな中で問題はこれだ。これは小学4〜5年生でも3割の人しか答えられない問題だ。難しい問題ではあるが、「hot dog」をヒントにして考えるとわかりやすい。

 「dog=犬」なので、動物の名前が入っている。また、「犬」という単語から連想して「猫=cat」はないかと調べてみると、「communication」の中にcatがあることがわかり、「動物の名前」という共通点があることがわかる。「pigeon」はそのままハトだが、「pigeon」で「pig=豚」という単語が入っていることがわかる。このように、英単語を知っていて、かつ連想して考えることができる人はうまくこの「あるなしクイズ」をクリアすることができる。

よく観察すると解ける生徒は一瞬で答えを出す
 この問題も、約3割の小学生しか解けない問題だった。だが、解ける生徒は一瞬で答えを出していた。

 一見共通点がないように見えるが、よく見ると「phone」には「one=1」が入っており、「weight」には「eight=8」という単語がある。見落としてしまいがちだが、数字が入っているのが共通点ではないかと考えられる。そう考えると、「tent」には「ten=10」が入っているので、「1」「8」「10」などの数字の英単語が含まれているということがわかる。このようによく観察して、そして英単語のスペルにも意識を配っていると、「phone」や「weight」の中に数字の英単語を見出すことができる。

リセマム

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