新型コロナに負けるな！ カルディの「参鶏湯」は美味しく免疫力をUPできる最強フード

食楽web

　世の中は依然として新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が求められています。目に見えぬウイルス、しかも特効薬がないということで、かなり心配ですが、我々が今できることといえば、“不要不急”な外出を控えるのはもちろん、自身の免疫力を上げること。つまり、家でしっかり栄養を摂って強い体を作る“滋養強壮”が大事です。

　といっても大げさな話ではなく、要するに健康に良く、美味しいものを食べ、栄養をつける！　ということで、今回、オススメしたいのはその滋養強壮にぴったりの韓国の薬膳料理「参鶏湯（サムゲタン）」です。筆者は最近、カルディで「参鶏湯」を購入して食べてみたのですが、たった1パックで、驚きの美味しさと素晴らしい栄養価。そして疲労感が一掃され、元気いっぱいになりました。

　ちなみに、「参鶏湯」をオススメする理由を少しだけ。春は陽気が日に日に良くなってきますが、実は風が強く、強風で埃、花粉、ウィルスなどが舞いやすい時期。それによって引き起こされる病気のことを東洋医学では「風邪（ふうじゃ）」と言います。

　この病気に対抗するには、特に「肝」、すなわち肝臓を養い、その働きである代謝、解毒作用を高めておくことが「風邪」を撃退するコツだそうです。特に「参鶏湯」に含まれている高麗人参やナツメは「肝」を養う漢方食材。

　というわけで、いかにレトルトパウチされたカルディの参鶏湯が美味しいか、ご紹介していきましょう。

ただ温めるだけで薬膳効果バッチリ

韓国では、夏バテ時の疲労回復のためによく食べられる参鶏湯

　ご存知の人も多いでしょうが、「参鶏湯」といえば、韓国を代表する薬膳料理。若鶏のお腹に、もち米や高麗人参、ナツメ、ニンニク、生姜などを詰めて煮込んだ滋味深いスープです。鶏肉を丸ごと食べられ、そのエキスと漢方が溶け込んだスープを飲むことで、疲労回復、肝臓・腎臓の強化などまさに滋養強壮が期待できるわけです。

「参鶏湯」1080円

　購入したカルディの「参鶏湯」を袋から開けてみると、びっくりするくらい大きな若鳥が1羽丸ごと入っています。「これホントにカルディの？」って疑いたくなるくらい本格的な韓国料理なのです。

袋を開けて鍋に入れるとこんな感じ

　調理方法としては3つあります。（1）袋ごとお鍋に移して約10分煮る、（2）レンジでラップして同様に約10分温める、（3）袋を開封せずそのまま沸騰したお湯の中に入れて約20分温める──この3つから好きな方法で調理するだけ。非常にお手軽です。

　ただ、味つけが薄いので、お好みに合わせて塩コショウ、醤油、ネギ、ニンニク、コショウなどを入れたり、皿に取った後に岩塩などにつけて食べるのがオススメ。それだけで味わいが格段に良くなり、エキスが染み込んだスープは滋味深く、まさに絶品なのです。

スープと鶏肉含めて1kg入りのボリューム

　鶏肉はホロリと身が崩れる柔らかさで、中からは味が染みたもち米とナツメが。そして鶏をほぐしながら食べていると骨が出てきます。しかし、この骨も噛むとすぐに崩れて全部食べられるのです。つまり骨の髄までしっかり食べられる。これは、かなりの栄養価だと思います。

　本格的な韓国料理店で食べるような「参鶏湯」で、ボリュームもたっぷり。一人で食べるより、ネギや白菜、キノコ類などを入れて鍋にしちゃうのがオススメです。残ったスープに、冷やご飯を入れて卵を入れて雑炊にすれば、余すことなく栄養価を摂取できると思います。

　ぜひ、「参鶏湯」を食べて強い体を養ってください。新型コロナウィルスに負けないためにも、ぜひ。

（撮影・文◎土原亜子）